磯のファイター「ヒラスズキ」
強烈な引きで、アングラーを虜にする「ヒラスズキ」。ヒラスズキは、強烈なパワーを持っており、ファンも多い人気のターゲット。
舞台は三重県紀北エリア
そこに目を付けたのが、エヌテックマリンの中井船長。三重県・紀北町エリアでまだ少ないボートヒラスズキを確立しようと、2022年春から釣行メニューに加えることに。
4月上旬、調査便に同船さていただくことに。当日は筆者のほかに、メジャークラフトサポートスタッフの橋本広基氏が乗船した。

筆者にヒラスズキ釣りを指南してくれた、メジャークラフトサポートスタッフの橋本広基氏
当日は、波がなく、サラシもあまりない。「サラシがない時は、磯際にキャストするのがセオリー」と、橋本氏が教えてくれる。
ルアーが着水したら、リールをただ巻きする。キャストコントロールだけ磨けば、誘いもシンプルでそれほど難しくない。
しばらくすると、ガツンッと橋本氏にヒット。しかし、合わせた瞬間、重みが乗ったが、プツン。根ズレでラインブレイクした。
まさかの海面バラシでトホホ…
この日は、筆者も竿を出させていただいた。中盤、磯際に着水して3巻きした時にヒット!
スズキを釣ったことはあったが、ヒラスズキの引きは、スズキに比べてより力強い。とにかくゴリ巻きで根から離し、そこから丁寧にやり取りする。
すると、海中にギラギラ光るシルバーの魚体が見えた。
「いいサイズやね」と船長が言う。60cmはありそうな魚体だったが、後わずかのところで、フックアウト。その後にもヒットしたが、またもやバラしてしまった。
この日は、3バラシで納竿。ヒラスズキの姿を見ただけに、悔しい思いで帰路に就いた。
船長がグッドコンディションをゲット
後日、船長から「リベンジしてきたよ」と連絡があった。送られてきた写真を見ると、見事なヒラスズキをゲットしている船長の姿があった。
■ロッド:ルナミスS80(シマノ)
■ リール:シマノツインパワーC5000XG
■道糸:PE1号
■リーダー:7号
■ ルアー:ヘビーショット105mm(デュエル)
ヒラスズキはこれから本番。
今後は、オオモンハタやアカハタなどのロックフィッシュゲームをメインに、ヒラスズキも狙える豪華なリレー便が楽しめる。