今回は、1年を通して狙うことができる、和歌山・串本のカセのイサキ釣りをご紹介。
串本港から出船している、新栄丸で教えてもらった釣り方をお届け致します。
串本大橋に向けて潮が流れ出したら期待大
新栄丸はイサキ狙いでは、串本大橋の串本湾側、右手の苗ケ島寄りにアンカーでカセを掛けます。
イサキは、串本大橋真ん中の少し右寄りの瀬に付いているらしく、そこに向かって潮が流れると、イサキが食ってくる確率が高いようです。

串本湾側から見る、串本大橋。右手が苗ケ島。水深は40m前後。瀬までの距離は20~30mの場合が多い
潮がこの方向へ流れ出したら期待は大! しっかりとマキエを撒きましょう!
完全フカセで狙う
ここでは、イサキを完全フカセ釣りで狙います。
こちらが仕かけ図です。
マキエ、サシエはオキアミを使用する
この釣りでは、サシエ、マキエともに生のオキアミを使用します。サイズはL、1日で3kgを2枚程度あればよいでしょう。
サシエは、オキアミを抱き合わせにするのが、ベターですが、1匹付けでもよいです。また尾バネは必ずカットしましょう!
尾バネをカットしないとエサがクルクル回り、糸ヨレの原因となります。
基本の釣り方
①マキエを軽くひと掴み撒く
②仕かけを流していく
③30~40mラインを出せば、ステイ(タナは状況による)
④しばらくして、アタリがなければ回収する
回収した時に、エサが取られていれば、再度同じタナまで流してステイ。ここでアタリがなければ、さらに5mずつラインをだしていき、アタリがでるタナを探していきます。
アタリがあれば、聞き合わせましょう! ドラグは締めすぎないようにすることが大切です。
後はイサキの引きを楽しんでくださいね。

ラインを出す釣り人。このポイントでは、基本のタナは30m。アタリがなければ、タナを5m刻みで深くしていきますが、流している途中でアタれば、タナを浅くすることも。また、マキエは定期的に撒きましょう!

完全フカセ釣りでは、タナを把握するためにカウンター付きのリールは必須です
今後はエサ取り次第
筆者が釣行した時は、アジのエサ取りがいましたが、それほどひどくありませんでした。
水温が上昇すると、小サバがでてくるため厄介です。エサ取りが少なければイサキは期待できます!

エサ取りのアジ
6月の串本のイサキは、脂がよく乗ってとても美味です。
釣り方さえバッチリ覚えていれば、ビギナーでも釣ることができるので、ぜひチャレンジしてみてください。