えっ、筏でオールナイトの夜釣り!?【夏限定の納涼フィッシングが楽しめる】2つのオススメ釣り場を紹介

夏の日中は暑いので、夜釣りを楽しむ人も多いと思います。

堤防や船、あるいは磯から狙う人もいますよね。

でも、今回紹介するのは、湾内に浮かぶ筏からの夜釣り。皆さん、「筏で夜釣り」って聞いたことありますか?

渡船を使って渡る筏は通常、朝から夕方までの釣り時間ですが、日本海側には波が穏やかな夏の期間限定で、夜通し釣りが楽しめるスポットがあるんです。

ここでは、その2カ所の筏釣り場を紹介します。

内浦湾・音海

福井県と京都府の県境に近い内浦湾は、高浜原発のあるエリア。

この内浦湾の音海にあるマリンガーデンウミックでは、今シーズンは8月21日まで筏で夜釣りが楽しめます。

その夜釣り、何が釣れるのか見てみると、ここ最近ではアジがメイン。アジは30cm級を頭に15~25cm主体で多数上がっています。アジのほかには、サバに小ダイ、根魚ではアコウも姿を見せており、昼間に狙えるターゲットが夜に涼しく快適に狙える訳です。

また、夜釣りならではのターゲットの姿もチラホラ。

夏の日本海は沖釣りで夜のイカ釣りが人気ですが、その船で狙うケンサキイカも姿を見せています。数はそれほど上がっていませんが、中には胴長40cm級の「大剣」と呼ばれる大型も。専門に狙えば胴長20cm級を主体に姿は見れそうです。

ほかにも、夜によく釣れるアナゴも上がっています。

夜釣りができる筏は、湾奥の潜水艦筏や、港外の深場に掛けてあるヘタが崎沖筏など多数あるので、好みのポイントが選べます。

釣り時間、料金等は、直接船宿にお問い合わせください。

マリンガーデンウミックの詳しい情報を見る

小浜湾・仏谷

もう1つが小浜湾の仏谷。ここはチヌ釣りやアジ釣りで有名な双児島筏やその手前の萩の下筏、そして湾奥に位置する児島筏とポイントが3カ所ありますが、夜釣りが可能なのは児島筏。山に囲まれた内湾に設置されているので、波気もなく安心です。

この児島筏へ渡船している仏谷の大住渡船では、8月末まで筏の夜釣りが楽しめます。

この児島筏でのターゲットはチヌ。

日中は小型もまじってくる時期ですが、夜釣りなら40cmオーバーが高確率。良型、大型が狙えるのでチヌ釣りファンには魅力の釣り場です。

釣り時間は、夕方(17時)から翌朝(7時)までのオールナイト。料金は日中の釣りと同じ1人3500円で、とってもリーズナブルです。

釣り方は、ブッ込み釣り。チョイ投げや遠投をしてエサを着底させ、仕かけは動かさずにじっとアタリを待つのがよいそうで、竿を2、3本出して狙う人が多いとか。ハリスは3号以上が必須で、それでもブチ切られるバラシがあるそうです。

船長に聞いた夜釣りのコツは、「釣り場の水深が浅いので、懐中電灯などのライトで海を照らさないように気を付けて釣ること」だそう。夜釣りに通うベテランの中には大きめの箱を持参して、仕かけ作りやエサ付けなどは、その箱の中で行い、極力光を水面に漏らさないように気を遣って釣りをしている人もいるとのことです。

大住渡船の詳しい情報を見る

 

音海、仏谷ともに夜釣りが楽しめる期間は、あともう少し。

暑い日中を避け、納涼を兼ねた筏釣りで、アジやチヌ、さらにはイカなどを狙ってみてはいかがでしょうか。

最後に、筏の上でも夏場なので、蚊などの防虫対策と、中には冷え込む日もあるので防寒具は持参するのが好ましいです。また、夜釣りなので釣行前の天候確認はもちろんですが、自分の体調管理と、可能なら2人以上での釣行が望ましいですね。

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