秋のエギングシーズンを迎えて、陸っぱりはもちろん、船や筏、そして磯でも、アオリイカを狙うアングラーで釣り場が賑わい始めています。
中でも、すでに釣果が上がり始めているのが、日本海側の磯。
シーズン初期の定番、新子やコロッケサイズが主体ですが、よい人2ケタを優にクリアする数釣りも出ています。
「磯エギング」と聞けば、陸っぱりに比べると、少し入門の壁が高いように思いますが、ライフジャケットはもちろん必着として、異なるのは足場の違い(堤防などのコンクリートに対して磯場)と足元(通常のフィッシングシューズに対してスパイクシューズ)の装備ぐらい。ほかは、陸っぱりでのエギングタックルと仕かけをそのまま流用できます。
磯エギングが狙い目のエリア
すでに釣果が上がっているエリアは、福井県小浜の宇久の磯。
ここの磯へ渡船をしている谷久丸では、8月19日よりアオリイカの釣果が上がり出し、初日は胴長8~12cmを26パイ。翌20日は胴長8~13cmを32ハイと、よい人は2ケタ楽々クリアの数釣りができています。

▲シーズン初期はこのサイズが主体
内浦湾には音海、神野浦、日引などに渡船店が点在していますが、現在、音海の磯は休業中。今期は神野浦と日引からの渡船で磯エギングが楽しめます。
日引ではすでに、胴長10~15cmがよい人2ケタ釣果が上がっており、こちらもすでにシーズンイン。神野浦でも、狙えば今すぐにでも釣果が上がり始めそうです。
夏のシーズンは、盆明けまで夏季休業をしていたものの、8月27日(土)よりエギングのアオリイカ狙いで渡船を再開するのが京都府舞鶴・野原の岩崎渡船。
例年、数釣りが期待できる若狭エリアでも屈指の好場で、今期もビギナーからベテランまで楽しめること必至。磯の数も野原漁港から東へ向けての成生岬にかけて広大なので、アングラーの多い週末でも十分に磯上がりが可能。
日本海エリアには、ほかにも各地で磯のエギングが狙える所がありますが、今回紹介したエリアは例年コンスタントに実績がある好場揃いです。
磯エギングは、陸っぱりに比べてイカもスレていないので、海況などの条件さえよければ、ビギナーにも数釣りのチャンスは十分です。磯靴などの装備を整えて、この秋は磯エギングを楽しんでみてはいかがでしょうか。