釣果を伸ばしたい方必見!!【名手が明かすNEWタチウオテンヤの使い方&カラーセレクト】コダワリ満載のテンヤで初期のタチウオを完全攻略!!

寄稿:西野英之
タチウオ特集

西野 英之(にしの ひでゆき) プロフィール

大阪湾や瀬戸内海、若狭湾をホームグラウンドとし、テンヤタチウオ、ひとつテンヤマダイ、イカメタルなどのゲーム性の高い釣りをメインに楽しむ、釣り歴18年のベテランアングラー。プログレオフィシャルパートナー。大阪湾タチウオKINGバトル2017年8位、2018年5位入賞

今夏、PROGRE(プログレ)から発売されたオフショア用タチウオテンヤ「真釣 誘刃競技」を持って、開幕したばかりの大阪湾に行ってきました。

「真釣 誘刃競技」は、構想から試作の段階において、九州エリア、関西エリアを初め、いろいろなエリアでテストをし、携わった人のいろんなコダワリを詰め込んだ製品に仕上がりました。

製品について詳しくは、オフィシャルパートナーの森晃二氏が詳しく書かれてますので、こちらを参照してください↓

タチウオテンヤに新旋風!! 開発者の3つの想いを形にした【プログレのNEWテンヤ「真釣 誘刃競技」の魅力とは?】

西野英之流「真釣 誘刃競技」の使い方

今回は、「この商品の企画開発に携わった1人として、「真釣 誘刃競技」の使い方について紹介したいと思います。

2つのメリットがあるワイヤーを活かしたワザ

この真釣誘刃競技には、長さ90cmのエサ固定用のワイヤーが同封されています。エサ巻きにしては十分な長さになっています。

私の場合、エサ固定用の剣に固定し、余分になるワイヤーを針軸と一緒に巻き付けておきます。

その理由は2つ。

1つめは、使うエサの大きさによって、長さが調整可能と言うことです。その日の状況によって、イワシを使ったり、サンマを使ったりと、エサを使い分けます。

その時、余った分を軸に巻き付けたり、足らなかったら軸から解いたりすることで、ワイヤーを交換する必要がなくなります。また、タチウオの歯に掛かって切れた場合でも、巻き取ってある分を引き出せば対応が可能になります。

2つ目は、針軸に巻き付けることでフッキング時の支点を後ろにズラすことができ、針軸のタワミをなくしてフッキング率を大幅にアップすることができます。

特にドラゴンサイズのタチウオは、顔も硬くなってますから、フッキングのパワーが伝わりやすいのは大きなメリットです。

エサの付け方

次にエサの付け方ですが、私の場合、ヘッドの後ろにピッタリと付けたいので、イワシの場合は、クチバシをカットし(エサの大きさによって切る位置を変えます)後は、ヘッドに添わせるように下ろせばピッタリと付けることが可能です。

サンマなども同じように、適当な長さにカットし、ヘッドに添わせて下ろせば、ピッタリと付けることができます。

ワイヤーは、1番後ろの剣から2回、真ん中辺りを2回(イワシの背ビレ付近)、頭を3回巻いて、ヘッドの下にあるワイヤーストッパーで固定を基本に、その日の活性に合わせて巻く回数を変えます。

ワイヤーストッパーで止めておくことで、誰でも簡単にワイヤーが緩むことなく、またエサ交換の際にも、ワイヤーの端を簡単に見つけることができます。

▲イワシを装着したイメージ

▲練餌海道のKINGドラゴン

エサは1日の釣行で何度となく交換します。

特に時合の時は、手返しよく投入したいので、慌ててしまいますが、エサをちゃんと付けていないと、タチウオは釣れません。なのでエサ付けのしやすさには、とことんコダワッています。

カラーセレクト

「真釣 誘刃競技」のカラーは、
①夜光イワシ
②ゼブラパープル
③ステルスブラック
④トモグイシルバー
の4色展開となっています。

夜光イワシ

ゼブラパープル

ステルスブラック

トモグイシルバー

各色の使い分けの方法としては、早朝や濁りのキツい時は、①夜光イワシを使用します。

日が昇るにつれ、②ゼブラパープルと光量を落としたテンヤに変更します。

①、②に反応が悪く、底のタナにへばり付いたような場合には、③ステルスブラックでシルエットでアピールします。

同じく①、②に反応が悪く浮いた反応には、④トモグイシルバーで反応のあるタナの下からタナの上までを、早いピッチで丁寧に誘います。

パターンはいろいろありますが、まずはこの考え方で始めます。

大阪湾・神戸沖で実釣!!

実釣ですが、私の釣行当日は、大阪湾のこの時期ならではの上潮が2ノット超え。中層、底潮ともに揃わず、釣りにくい状況でしたが、潮受けのよいティアドロップ形状の「真釣 誘刃競技」は、抜群の水中姿勢をキープしていることを確認できました。

▲ティアドロップ形状のヘッド

この日のポイントは、神戸沖。水深50~60mで、タチウオの反応は底にベッタリ張り付いたような反応。私のカラーチョイスは、ゼブラパープル。タチウオの活性は悪くないようですが、私にはアタリがない。

夜光イワシに替えると、すぐにタチウオからの反応。誘い上げると追ってこない。そこで、アタリがあったタナでステイ、タタキを入れると竿先を押さえ込むアタリ。ここで、すかさずフッキング。しかし、食いが浅くバレます。

そこで、得意の鬼合わせを封印し、竿先を押さえ込むようなアタリに対して軽く聞きアワセを入れると、グッと竿が締め込まれたので巻き上げるようにフッキング。これも「真釣 誘刃競技」のオリジナルフックのなせる技です。

その日は、平均70cm程度の小型のタチウオが中心に釣れていました。ワイドゲイブフックの真釣誘刃競技には、不利な状況にも思いましたが、独自のフック角度採用により小型のタチウオにも対応が可能なことが、実釣により分かりました。

最終、1m程度のタチウオもまじって25尾で納竿。

「真釣 誘刃競技」には、競技と言う名前が付いてますが、初心者からトーナメンターまで満足して使ってもらえる仕上がりだと思っています。

ぜひ手に取って、その性能を実感して頂けたらと思います。

「真釣 誘刃競技」(プログレ)

カラーは全4色で、サイズは40号と50号の2種。

価格は40号が1080円、50号が1180円(いずれも税別)。

プログレ公式「真釣 誘刃競技」詳細ページはこちら

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