家族や友達と、気軽にボートフィッシングが楽しめる「カセ釣り」。
さまざまなターゲットが狙えるが、今筆者がオススメしたいターゲットが「イサキ」だ。
今回は美味しいイサキが狙える、和歌山・串本から出船している、河田フィッシングで楽しんできた、イサキの釣り方をお届けしたい。

河田フィッシングの河田船長
イサギの魚影が抜群に濃い27mポイント
数ある串本のカセの中でも、イサキがよく釣れると評判なのが、河田フィッシングが案内する”27mポイント”だ。
このポイントは、センカイ奥のカセから串本港方向におよそ数100m前後沖の場所にある。底は砂泥地帯の中に、所々に小さな岩礁があるようだ。
カセは固定しているため、根掛かりはほとんどなく釣りやすいのも魅力。ここのカセでは、40cmオーバーの通称”ジャンボイサキ”が狙えるほか、青物やマダイなど、さまざまな魚の引きを味わうことができるポイント。
また、河田フィッシングでは、カセにトイレが付いているため、トイレの不安なく楽しめるのも魅力的だ。
タックル&仕かけ
このポイントでの一般的な狙い方は、マキエカゴを使用した、”天ビンズボ釣り”だ。
ほかにも、完全フカセ釣りなどでも狙うことができるが、エサ取りが多い今のシーズンは、この仕かけがオススメ。
イサギ釣りのエサ
イサキ釣りに使用するエサは、マキエ、サシエともに生のオキアミを使用する。
マキエカゴには、マキエを入れ過ぎると目詰まりして、エサが出にくくなるため、半分から8割程度がよい。
また、マキエがパラパラと撒ける程度がベストなので、調整窓を開きすぎないように注意しよう!
サシエは、基本的には1匹付けでよいが、エサ取りが多い場合は、抱き合わせがベター。
イサギの釣り方
①針から仕かけを下ろす
②仕かけが全て入った後、マキエカゴ、天ビンを投入
③仕かけが着底すれば、すぐに仕かけ分リールを巻く
④マキエを巻いて、リールを巻く
※潮が動いていない場合は、仕かけの半分くらい巻く。
潮がよく流れている場合は、リールを巻かずにステイ
⑤アタリがあれば、聞き合わせる、または竿先を送り込む
⑥一定速度でリールを巻こう!
朝は食いがよく掛かりがよかったが、昼は食いが渋く掛からないこともあった。その時にデッドスローで巻くとよく掛かるようになった。
ここで狙うイサギは、回遊次第ではあるものの、1年を通して狙うことができる。また、脂の乗りがよくとても美味しいと評判だ。
イサキのほかにも、タイなどさまざまな魚が竿を曲げてくれる。
ぜひ、1度楽しいカセ釣りで、イサキの心地よい引きをタン能してもらいたい。
■取材協力:河田フィッシング