今シーズンは遅れ気味だったものの、福井県敦賀沖でサビキメバルが本格化してきた。
このサビキメバル、数はもちろん、その魅力は何と言っても「型」。
夢の「尺」クラスが十分に射程圏で、中には35cm超が出たり、船中全員が尺メバルを手にする日もあるほどのデカメバルのパラダイスだ。
2月12日は、敦賀湾口のポイントから。水深は25~30m。

水深は大体25~30mの範囲
船長が「(底から)1m」、「1.5m」と巻き上げるタナを指示するが、魚探に反応はあるもののメバルは20cm級が単発。
そこで次々とポイントをかえて北上していく。
徐々に活性がある群れに当たり、8本針にパーフェクトなど鈴なりで姿を見せるが、型は15~20cmが主体。
「こんなものではない」と、さらに北上。
すると、型がひと回りも、ふた回りも大きくなった。
ググッ、ギューンと突っ込むそれは、先ほどまでとは別物。
追い食いを狙うと、竿先は海中に入ったまま。
巻き上げる表情も真剣さが増した。
次々と水面に浮かんでくるのは22~28cmの良型主体。
こんなのが3~6連で上がってくる。ただ「尺」には届かない。
そこで船長は60mラインを流す。
「きたらデカいから、太めでやって」と開始の合図。
すると、南氏の竿がドーンと突っ込んだ。
追い食いを待つと言うよりは、伸されないように耐える。
慎重なやり取りで、やがて巨大なモンスターメバルが浮かんだ。
タモに入ったのは33cmの特大サイズ。
モンスターの巣窟に当たったのか、ここからは圧巻。
31.5cmや30cmのほか、尺足らずも続出。
全員が大型をゲットして、リレーのヤリイカメタルに移った。

リレーのヤリイカ便でも大型がまじった
サビキメバルは3月末までなので釣行はお早めに。