名手はタチウオテンヤのカラーの決め手を“とある方法”で選んでいた【立野義昭のドラゴンハント②】

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皆さんは船タチウオの、テンヤのカラーをどういう基準で選んでいますか?

とりあえずグローから始めて、アタリが渋くなったらグローを落としていく…。大体の人がそういった定番化したメソッドで選んでいるハズ。

ですが、先日取材を行ったシマノフィールドテスターの立野義昭さんは、“理論的な、とある方法”でテンヤのカラーを選んでいたので紹介します!

立野 義昭(Yoshiaki Tateno) プロフィール

早掛けスタイルを得意とするアングラー。釣り仲間からは「タテポン」という愛称で親しまれている。大阪湾タチウオキングバトル2016年、2018年ファイナリスト、シマノフィールドテスター

グローの発光時間がカラー選択のカギ

取材当日、立野さんはサーベルマスター 船テンヤβのグローからスタートしました。

「私がグローからスタートするのには、この後のカラー選びをするための基準を測る意味もあるんです。」

と、立野さん。どういう意味か詳しく聞いてみました。

「私は、グローを投入してから、タチウオが釣れるまでの時間を測っています。シマノのグローは発光時間が約15分ほど。時間が経つにつれ、発光が弱くなっていくんですね。なので、投入後、すぐにアタるのであればグローを、7分以上誘ってから釣れるのであれば中間の発光であるゼブラ系をチョイスしているんです」

記者はその話を聞いて、グローの真の使い方を知った気がしました。その話の流れでいくと、10分以上誘ってアタるのであれば、ゴールド系やリアルカラー、ブラックに変更すればイイ! テンヤのカラーに迷うことが少なくなりそうです。

もちろん、誘い方を途中で変えてしまうと意味はないのですが、グロー1つでカラーセレクトができるので、テンヤをいちいち交換しなくていいのは楽ですよね。

サーベルマスター船テンヤはカラーラインナップが豊富で◎

シマノには2大テンヤの「サーベルマスター 船テンヤ」と「サーベルマスター 船テンヤβ(以下β)」がありますが、カラーの優位性は「サーベルマスター 船テンヤ」の方が高いと立野さんは言います。

サーベルマスター船テンヤは、オールグロー1色、ゼブラグロー2色、無発光7色の計10色で展開されているので、その状況に合わせたカラー選択ができるから、だそうです。

カラーの使い分け

最も種類の多い無発光カラーの使い分けについて、立野さんに聞いてみました。

「NブラックやNパープルは、小潮周りに起きやすい澄潮の時に、光を嫌う個体が多い時に使います。そのほかのカラーはゴールドやシルバーなので、フラッシングで誘う時に使います」

立野さん流のカラーセレクト法、かなり勉強になりました。グロー、ゼブラ、フラッシング、ブラック辺りを揃えていると大体の状況に対応できそうですね!

βも同様の考え

βも同様に、スーパー夜光、ゼブラ、微発光、無発光があるので、釣れるまでの時間を計測し、対応することができますよ。

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

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