
竹村勝則 プロフィール
兵庫・神戸 アジュール舞子
アジュール舞子の釣り場は、コの字型に大きく入り込んでいて、水辺一帯に手すりがあり、ネットが張ってあるので、小さな子供でも海に落ちることはない。
足下はコンクリートで広いので、ファミリーフィッシングにうってつけ。
釣り物はハマチ、ハネ、チヌ、グレ、アジ、イワシ、カワハギ、ウマヅラハギ、ガシラ、メバル、アオリイカ、タチウオ、小ダイなど。
際の水深は3ヒロほどで、多少根掛かりもする。
沖側は潮流が速く、流れもかなり複雑。
ルアーの青物狙いは、流れが複雑な沖向きがポイントだが、サビキ釣りはどこでもできる。グレは、
沖側への曲がり角の手前が好ポイントのようだ。
サビキでアジ、胴突きでカワハギを狙う
秋の好天気に誘われて、アジュール舞子へ行った。ここは明石海峡大橋が目前にあり、釣り公園のような場所なので、土曜日と相まって大勢の人で賑わっていた。

明石海峡大橋が目前にある
家族連れも多く、親子でサビキ釣りを楽しんでいた。若者のグループはほとんどがルアー釣り。
常連さんはグレのフカセ釣りと、アジを泳がせてのノマセ釣りで青物を狙っていた。
7時頃に行ったのだが、サビキ釣りでは小アジは少なく、イワシとバリコ(小型のアイゴ)にスズメダイがパラパラ釣れているくらい。
グレは20cmくらいのがポツポツ釣れていて、これからといったところだが、マキエにボラが乱舞するほど集まってくるので、釣り辛そうだった。
ノマセ釣りは、まだアタリがなさそうだった。
こちらはサビキで小アジ、胴突き仕かけでカワハギ狙いで来たのだが、小アジがイマイチのようなので、カワハギを釣ることにした。
階段を降りて左前方の沖に面した側に、何とか竿が出せるスペースを見付けて釣座とする。
竿は先調子の1.9m、片軸リールに道糸フロロ2号、自作の2本針仕かけで下部にロケットカゴ(中に7号オモリ入り)。
カゴに少量のアミエビを入れる。サシエはシラサエビとアサリのムキ身(半分に切って)。
1投目から竿先にコツコツとアタリがあるが、針には掛からない。仕かけを上げると、エサがきれいに取られている。
2本の針ともエサが取られていることから「シメシメ、これはカワハギがいるぞ!」と嬉しくなる。
2投目。すぐにコツコツアタリがきたので、合わせるが、見事空振りでエサを取られる。
3投目もアタリがあるが、空振り三振でアウト。
ここのカワハギは手強いぞ。
手をかえ、エサをかえして、やっと針に掛けたのはワッペンサイズのカワハギ。
次は12、13cmのウマヅラハギ。その次は10cmあるなしのバリコ。
いずれも口が小さい魚だから、針に掛けるのは並大抵のことではない。正にエサ取り名人の小魚である。
さらに10cm前後のベラまで加わって、エサを取りにくる。
とにかく、アタリ詰めなので、その内、もう少しマシなサイズのカワハギがくるかもと粘っていると、14、15cmのカワハギとウマヅラハギが時々は釣れた。
中でも1段と強い引きを楽しませてくれたのは、20cm前後のベラ(キュウセン)とイソベラ。
沖に面した場所は潮が速いので、内側はどうかと行ってみた。
ここは流れは緩やかだが、エサ取りは10cmまでの小ダイやバリコが多かった。
とにかく、どこで仕かけを入れてもアタリは頻繁で退屈しない。
釣れた魚はカワハギ、ウマヅラハギ、バリコ、小ダイ、ベラ(2種)、スズメダイ、フグの八目釣り。数は70~80尾は釣っただろう。
夕方の時合に期待して、沖側で小アジを狙った。
竿下は釣る前からスズメダイが、わんさかいるので、ウキサビキで10mほど前方を狙った。
潮流が速いので、釣り辛かったが、2投に1回の割合で小アジが釣れ、1時間ほどで20数尾釣って納竿した。
アクセス
アジュール舞子の釣り場は、マリンピア神戸と大蔵海岸の中間にある。
国道2号の側道へ入って、舞子公園東の信号で海側へ入るとすぐに駐車場(1時間200円)があり、その前が釣り場。