写真の小型両軸リール。
どんなロッドにも合うシックなデザイン、性能も近海の小型両軸リールで使うのに十分。
その価格は? なんと8,000円。
DINO FUNE(ディーノ船)
ディーノ船の魅力は、基本性能はしっかりあって汎用性があり、非常にリーズナブルな点。
「船」の名の通り、アジ、カワハギ、カレイにタチウオといった魚種からタイラバ、ライトジギング、ボートシーバスなどライトソルトルアー系の釣りを平均的にこなしてくれるオールラウンダー。
各釣種の専門リールではないけれど、だからこそ「これから船釣りを始めてみたい」という時に、1つあると大変便利なリールになるのではないでしょうか?
機種展開は150番のダブルハンドル(DH)とパワーハンドル(PH)で、各右巻きと左巻きのラインナップ。
150DH/R(右巻き)、150DH/L(左巻き)のスペックは以下。
ギア比 | ベアリング(BB+RB) | 自重(g) | 最大巻上長 (cm) |
最大ドラグ力 (kg) |
糸巻量 (PE/号) |
メーカー希望 小売価格 (税別) |
7.3:1 | 3BB+1RB | 225 | 約73 | 4 | #1 300m | 8,000円 |
出典:アルファタックル
150PH/R(右巻き)、150PH/L(左巻き)のスペックは以下。
ギア比 | ベアリング(BB+RB) | 自重(g) | 最大巻上長 (cm) |
最大ドラグ力 (kg) |
糸巻量 (PE/号) |
メーカー希望 小売価格 (税別) |
7.3:1 | 3BB+1RB | 222 | 約73 | 4 | #2 200m | 8,000円 |
アルファタックル公式ディーノ船詳細ページはこちら
特長
ディーノ船は、平均点高くさまざまな釣りに対応してくれます。DHは1号300m巻き、PHは2号200m巻きというラインキャパで、比較的ライト寄りな船釣りに、ルアー・エサ問わず活躍するリールといえます。
そうした釣り物の多くでは、アクションを付けて誘ったりすることが大なり小なりあることが多く、ロッド(リールシート)の上側に装着する両軸リールでは握りやすさは重要。
ディーノ船はご覧の通りコンパクトなボディで、握りやすさ(パーミング性)もバッチリ。手のひらに収まるようなコンパクト感は、誘いをかけるのも楽になりますし、例えばタイラバのような「巻き」の釣りでも疲労感なく安定して巻き続けることができるのは大きなメリット。

△シンプルにコンパクトなのと、手にフィットするような感覚は、とてもリーズナブルなリールとは思えない感じです
ダブルハンドル、パワーハンドルがどちらもラインナップされているのもウレしいところ。価格的には1台購入して満足できたら、2台持っていてもいいのかなぁなんて。
また、DHもPHも巻き取り量が1回転73cmと結構多め。これは使用する時の釣りジャンルにもよるのですが、割とハイスピードな巻き取り量となっています。
ちなみにハンドルはアルミ製で軽量&高剛性、ハンドルノブはEVA製となっています。
PHモデルは、直径約39.5mmの大型ラウンドノブを採用。また取り付け位置によってハンドルアーム長が60mmと75mmに設定可能となっています。
また、しっかり糸止めが付いていたり、自分が巻いたライン号数がひと目で分かるラインメモリーカウンターが付いていたり。〝ちゃんと便利〟なのもありがたいところ。
ディーノ船は尖ったリールではない。けれど、しっかりしたリールである。近海の船釣りの中でも、多くの人が楽しむ魚種を広くカバーするだけに、船釣りはじめの一歩の相棒にもピッタリなのではないでしょうか?
