
竹村勝則 プロフィール
大阪・堺 海釣りテラス

トイレや自販機もある
ここは堺市の広大な埋立地で、海とふれあい広場の一角に海釣りテラスがある。
駐車場から広い緑地帯を北へ300mほど歩くと、左右に手すりがある岸壁に突き当たる。
この少し左から西へ200mほどが海釣りテラスの釣り場。北に面しているので、冬場の季節風が強い日は釣り辛いが、足場はコンクリートでよく、前面に手すりがある。後方は1段高くなっている。
足元はスリットになっているが、水深は際で2ヒロあるなし。
釣り物はアジ、サバ、イワシ、サヨリ、チヌ、青物など。
今回はサヨリを狙って釣行
波止釣りは、今が1番面白い時期で、場所によっては、小アジなどの小物からブリなどの大物まで釣れている。
今回はサヨリが釣れている、堺のふれあい広場の海釣りテラスへ行った。
ここは広々とした緑地帯で、駐車場(無料)から10分くらい歩かなければならないが、釣り場は足場がよく、手すりもあって水面までは近いので、釣りやすい場所だ。
先日、ここでサヨリを狙って釣行した。この日は好天で風もなく、海はベタ凪。正にサヨリ釣り日和だ。
サヨリは上層を泳ぐ魚なので、波気があるより、静かな海を好む。凪だと魚影がよく見えるし、よく釣れるものだ。

サヨリ釣りの風景
釣り場は東西200mぐらいあるが、その東端近くを釣座とした。
その付近では、ルアーマンが青物を狙ってキャストを繰り返していたが、朝から何も釣れていないようだった。
11時頃から遠投カゴ釣り仕かけ(サシエはイカの塩辛)で第1投。仕かけが着水すると、すぐにサヨリの跳ねが見えたので、軽く合わせると掛かった。
何と1投目から22cmぐらいのサヨリがきた。
1投目から釣れる時は、どういう訳か、その後が釣れないことが多い。
今回も2投目、3投目はアタリなし。サヨリが散ったのか…。
その頃、横にサヨリ釣りの人がやって来た。サヨリ釣りのベテランのようで、すぐに1尾、2尾と釣り上げた。
サヨリの群れが回ってきたようで、こちらにもコンスタントに釣れるようになった。
隣りの人は京都から来たサヨリ釣りのベテランで、仕かけはシンプルなもので、アタリウキは寝ウキを使っていた。
ウキは普通はウキゴムに上から差すものだが、この人のウキは足にリリアンが付けてあり、ウキゴムに下から差していた。
リリアン効果か、この方が微妙なアタリがよく分かるようだ。見ていると、ウキがスッと小さく動くアタリがでた。サッと素早く合わせて抜き上げたのは、25cm近い良型のサヨリだった。
よくアタっているのでエサを聞くと、オキアミのSサイズを使っており、エサの付け方は頭部を取り、足の方を針のフトコロ側に尾の方へ刺していく、とアドバイスしてくれた。
イカの塩辛と、分けてもらったオキアミを使い分けてみたところ、オキアミの方がアタリがよくでて、食いもよいように感じたが、エサを取られることもある。また、1尾釣る度に、エサを付けなければならない。
イカはオキアミより少し食い込みが遅いように思ったが、1回のエサ付けでサヨリが2、3尾釣れるので、エサ付けの手間が省け、手返しが速くなる利点がある。
イカとオキアミ、どちらも甲乙が付け難いエサだ。
左へ流れていた潮が、やがてゆっくりと右へ流れるようになったが、サヨリの食いは、かわらず順調で、コンスタントに釣れ続いた。
サヨリのサイズは21~23cm主体で、中に25cmぐらいの良型がまじった。
15時まで釣った釣果は、サヨリ57尾。
京都のベテランは「15時半ぐらいまで釣る」と言っていたので、70、80尾は釣っただろう。
アクセス
アクセスは府道29号の浅香山通信号を西へ入り(ふれあい広場、Jグリーン堺方面へ)、道なりに進んで高架道を下った所の信号(右は阪神高速)を左折、その先の信号(突き当たりは工場)を右折。道なりに進んで、突き当たり手前で左の道に入り、その先の左にクボタの工場がある前が広い駐車場になっている。
駐車料金、釣り料金は無料だが、駐車場の使える時間が9~17時。従って釣りも同時間内となる。