
川口 忠彦(かわぐち ただひこ) プロフィール
奈良・津風呂湖の状況をお届け!
津風呂湖は、1962年(昭和37年)に竣工して、今年で60周年を迎える歴史の長いダム湖です。奈良県吉野町にある人造湖で、京阪神からアクセスしやすく、レンタルボート、ドーム桟橋などの施設が充実し、週末ともなると釣り人や観光客で賑わいを見せています。
また、レストラン パーラーつぶろ(水曜と土日祝営業)も隣接しており、これからの寒い時期にはうれしい、温かい食事がいただけます。
さて、今シーズンのワカサギの状況は、どこのフィールドも「まだ早い」、「もう少し先」と言った話を聞きますが、ここ津風呂湖もその傾向が窺えます。
11月1日の解禁直後から、ボートでも群れを捕らえにくいことが多く、なかなか安定した釣果が出ていません。ですが、津風呂湖名物のメガワカサギは健在です! 10cmを超える丸々太ったワカサギが釣れています!
例年通り、ワカサギは水深20~25m以上のディープエリアに群れの反応が多く、仕かけは深場でも掛かりのよい袖針で、1~1.5号を推奨します。

支配人の新氏
ちょうど、今年新発売の、津風呂湖オリジナル仕かけ「津風呂湖ドームワカサギ」は、5本針で初心者でも扱いやすく、ピッタリです!
上級者は、2連結10本針で、メガワカサギの多点掛けを狙ってみるのもよいかと思います。重量感が最高ですよ~!(仕かけの購入は、津風呂湖観光受付にて)。
そして、津風呂湖の名物と言えば、メガワカサギと、この方。津風呂湖観光の新(あたらし)支配人。
一見、怖そうに思えますが、とても面白くてフレンドリーな方で、津風呂湖の1番ホットなリアルタイムの情報を教えてくれます。
桟橋では、釣り方のレクチャーをしていただけますので、困った時はいろいろと聞いてみてくださいね。
では、11月末現在の状況です。
11月27日に行われました奈良の紺甚釣具店のワカサギ釣り大会では、ボート、桟橋ともに釣果がありました。
解禁後、釣果がなかった桟橋ですが、この日は、水深が25m以上ある桟橋で回遊が見られ、午前中だけで30~40尾以上の釣果! 何と、ボート勢を上回る釣果で、上位独占となったほど。
また、ボートも水深のあるエリアで釣果が出ています。
エリアとしては、屋敷跡、鬼輪筋、カヌーブイ周辺、桟橋沖になります。
水温が13度後半で、まだまだ群れの移動も速く、なかなか口を使わない気難しいワカサギが多いと感じますが、かけ上がり付近や、水通しのよい岬周辺では、活発に食ってくることが多いので、ポイント選びの参考にしてみてください。
また、手漕ぎボートでも十分行けるエリアで、群れを見付けることができるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
アクセス
■交通…大阪方面から南阪奈道路の葛城インタで降り、すぐを右折。名柄信号を右折して国道309号で下市町へ。下市町から国道169号で吉野方面へ向かい、河原屋西信号から津風呂湖への案内場に従って進む。
■期間…11月1日~3月31日
■料金…日券1000円。貸しボート1日3000円、ワカサギ用桟橋1000円、ドーム桟橋1000円(子ども500円)
■問い合わせ…☎津風呂湖観光株式会社(0746・32・2847)
■津風呂湖観光株式会社のFacebookページはこちら