
高槻 慧(たかつき さとし) プロフィール
冬の東京湾のタチウオは、幅指3~4本がアベレージサイズで、時おり120cmオーバーが1尾まじるかどうか、という状況です。
絶対数もそこまで多くはなく、流しかえの度に出合える魚をしっかりと釣っていかないと、数が伸びない状況です。
そこで今回は、そんなシビアな状況でこそ効果を発揮する、投入毎のカラーローテーションについて紹介します。
直近の11~12月にかけて、3回ほど東京湾で竿を出してみて、再現性の高かったことが2つあります。
①流しかえ1投目は、アピールカラーで一気に寄せて釣ること。
②(①がダメなら)2投目以降は、ナチュラルカラーで警戒心の高い個体を釣ること。
アピールカラーとは、夜光や蛍光が入っている派手なカラーを指します。
ナチュラルカラーとは、ホログラムやメタリック塗装で、ベイトに近いカラーのこと。
投入の度に付けかえるだけの簡単なことですが、このカラーローテーションが、とても高い再現性でアタリを作ってくれるのです。
特に、1投目のアピールカラーにアタってくる個体は、アタリのタイミングも速いし、サイズが大きいんです!
アピールから始めてナチュラルに下げていくのは、ルアーマンやジギングアングラーの方からすると、お馴染みのメソッドだと思うのですが、テンヤタチウオでも同じように効くというのは、やはりタチウオがフィッシュイーターだからなのでしょう。
また、このことは東京湾に限らず、大阪湾でも同じことが言えます。
特に、80cm以上のレギュレーションがある大阪湾タチウオKINGバトルなど、サイズ狙いも考えないといけない場合では、1投毎のカラーローテーションも重要な要素になると考えます。
たくさんのカラーを持っていく必要はありません。とりあえず、アピールカラーとナチュラルカラーの2つだけは、必ず持っておくことをオススメします。