大荒れの海上釣り堀ってどんな状況? 釣れるの?
お正月用に毎年、海上釣り堀へと出掛けるのだが、今年の予定日が、何と風速8~10mで記録的な寒波が訪れた日であった。
船釣りだと、まぁ出船することのない強風だが、海上釣り堀ではどんな状況だったのか?
今回も例年通りのタックルを持参し、貸し切りで筏を借りた。筏の4面のうち、1つが海に面しており、通常なら何ともないが、この日ばかりは、防波堤を越え海水が飛散してくる状況だ。
さらに、筏の中の海面もサラシと呼ばれる白い泡が大量に発生し、揺れもある。
早速、準備してウキを投入するも、ウキが風で大きくユラユラと揺れる。さらに、海の中も波の影響だと思われるが、海水の流れが速く、ウキがほぼ斜めの状態である。
ハッキリ言って細かいアタリはわからない。
さらには、海流で筏の底の網が浮いてきており、筏の中心と手前では3mほどの差がある状況。
ウキが海中へと沈み込んででも、根掛かりということも多く、前アタリに気づくことなく、根掛かりなのかアタリなのかも分からない…。
長い沈黙からようやく姿を見せてくれたのは、嬉しい魚種のトラフグ! アタリは、ウキが沈んだだけだったが…。
ウキ釣りでの釣りにくさで、仕かけをミャク釣りへと変更。
そうすると、底の網の様子、細かなアタリもなども感じ取れるようになり、コンコンっという前アタリを察知。本命であるマダイが姿を見せてくれた。
そして、いつも持参しているライトゲームタックルにジグヘットを結び、エサを付けキャスト。
ボトム付近をルアー釣りのリフト&フォールのイメージで探っていくと、ゴゴゴっというアタリ! 上がってきたのは、よいサイズのクロソイ。
海中を偏光で覗いてみると、トラフグが定期的に回遊している様子。数名で表層付近でミャク釣りをすると、終了間際にポンポンっとトラフグが上がってきた。
今回のノミラボ実験結果は、「悪天候でも海上釣り堀は釣れる!」であった。
数こそ伸びなかったが、貸し切ったメンバー全体ではマダイ19尾、クロソイ2尾、トラフグ9尾と、それなりに形にはなった。
本来のメインのウキ釣りは、かなりやりにくかったが、皆いろいろと工夫し、釣り上げていたようである。
予約した日の条件があまりよくなくても、ちょっと視点をかえ、いろいろと試してみて、諦めずにチャレンジしてみるのがよさそうだ…。
この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ〜ん♪ だれかがやらねば…。
(※実験結果は、私の主観で判断している為、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。)