小浜沖のヤリイカも産卵モードに入りました!
日ムラがある釣れ具合ですが、よい日、よい群れに当たると3ケタ釣りのチャンスもあります!
今回は西津港の幸翔丸で、22時出船の深夜便で釣行しました。

活性が上がった頃から睡魔に襲われて納竿したものの、数が釣れた当日の釣果の一部
この時期のヤリイカは岩礁帯を狙う
ポイントは水深68m。ちょうど岩礁の瀬の上にアンカリングしました。
底を狙うと、根掛かりの危険もあります。
しかし、ヤリイカは岩の隙間に産卵を行うため、岩礁地帯がベストな選択であることは間違いありません。
調子の違う2タイプのロッドを用意
前回の釣行からヒントを得て、今回は軟らかい竿と硬い竿、2セットの竿を用意しました。
調子の違う竿で、ヤリイカを攻略する目論見です。
・軟らかい竿の仕かけ
オリジナルオバマリグを使用し、エダは2本出しました。上のエダには、キーストンのウキプラ110。下のエダにはヤマリアのプラヅノ11cm。メタルスッテは15号を装着。イメージ的には電動胴突き仕かけのミニバージョンといったところ。
・硬い竿の仕かけ
エダ1本の通常のオバマリグスタイルにしました。エダにデュエルのイージースリム95。メタルスッテは15号を装着しました。こちらは広範囲を手返しよく釣ることをイメージしています。
序盤はエサ巻きスッテにアタリが集中
まずは、硬い竿の仕かけで底ギリギリまで落とした後、テンポよく誘って、状況や潮の当たり具合を分析します。
ファーストヒットは隣の人。
オモリグスタイルで、中オモリのかわりにメタルスッテ、エダのエギにはササミが巻いてありました。
ヤリイカが乗っていたのは、ササミが巻いてあるエギでした。
次のヒットは私。ロングフォール後のステイでヒット! 活性が上がってきたと思ったのですが、そこから沈黙タイムに突入…。
私が沈黙している間も、隣の人はエサ巻きエギで順調に釣ります。
正解はオモリグ? ゆっくりとした誘いがよいのか? それともササミがよいのか?
軟らかい竿に交換し、ステイ中心のゆっくりアクションにかえると、多少はアタリが捉えられるようになりましたが、釣れる数、アタリの回数が隣の人とは雲泥の差。
やはりササミがよいのか?
中盤からは赤黄など派手なカラーにアタリ続出

今シーズンイチの高活性でヤリイカラッシュを楽しんだ筆者
カラーもアクションも試行錯誤しながら2時間ほどした頃、スイッチが入ったのか、タナが一気に上がり、40m付近で釣れ出しました。
しかも、誘えば誘うだけアタックしてきます。
フォールや誘い上げで猛烈にアタックしてくるヤリイカ。
まるで、スルメのような反応です(笑)。
スッテのカラーも赤黄など、ド派手なカラーに好反応。
本当に絵に描いたような高活性でした。

筆者のメタルスッテとドロッパー
活性が高い時は速い動きに反応
興味深かったのは、隣の人の釣れ方です。
今までササミを巻いたエギばかりに乗っていたのに、今度はメタルスッテに乗っています。
おそらく活性が上がったことで、速い動きに反応するようになったのでしょう。
ヤリイカは、活性の低い時にはゆらゆらフワフワ動く物に、活性の高い時には速い動きに興味を示すのかもしれません。
また、軟らかい竿で2本エダ仕かけを使用していた私。トリプルは数回でしたが、ダブルヒットは多数ありました。
その際、乗り具合が1本目のエダと2本目のエダのダブルか、メタルスッテとその上のエダのダブルのどちらかでした。
1番上のエダと1番下のメタルスッテのダブルはゼロでした。
1パイヒットすると、周囲のイカの活性が高まり、手近なスッテにヒットしていたのか、そもそもヤリイカのタナが限定的だったのか…。
活性次第でエダの長さをかえる
活性が上がった時にはエダとエダの間隔を狭めたり、活性が悪い時にはエダ間を広めると効果があるかもしれません。
活性の変化が目まぐるしいので、状況を読み、柔軟に対応できることが必要かもしれませんね。
竿が2セットあれば、対応が即時に行えます。
今回の釣行は、前回の反省を活かしたのですが、思うように攻略できませんでした。
イカの気持ちにはまだなれないですね…難しい。
でも、だからこそ面白いですね。
皆さんも挑戦してみてはいかがですか、今がベストタイミングですよ!
当日の筆者のタックル