朱色やピンクの魚体がとても美しい魚「タイ」。
その姿をひと目見ようと、足繁く釣りに出掛けている人も多いのでは?
日本人に馴染み深い「タイ」
”タイの三段引き”と呼ばれる特徴的な引きは、釣り人を楽しませてくれるのはもちろん。
しかし、最大の魅力はその美味しさです。
刺し身に煮付け、塩焼きと、どんな料理にも合います。個人的には、鯛茶漬けが1番好きな筆者です。
さて、そんな美味しいタイ、「釣るなら何処?」と思っている人もいるのでは?
美味しいタイが釣れる、和歌山・加太沖
さまざまな場所、釣り方で狙うことができますが、筆者がオススメしたいのは、和歌山・加太沖のタイ。
加太沖は、友ケ島などの影響でとても潮が速く、身が締まったプリプリのタイが釣れるエリア。
特に冬は脂がよく乗り、絶品です。

筆者が釣った加太のマダイ。脂がたっぷり乗っていて絶品でした
加太漁港の日伸丸
そんなタイ狙いで出船しているのが、加太港から出船している日伸丸。

日伸丸
加太の伝統釣法「ギジエマダイ」と呼ばれる釣法で狙います。とても長い仕かけを使うのも特徴的ですが、1番の特徴はエサを使わないこと。
仕かけ図一例
”ギジエ”と呼ばれる、ビニールなどを使用してタイを狙います。
ピンクのビニール(ギジエ)に食ってきたタイ
筆者も初めて体験した時は、「えっ、ビニールでタイが釣れるの?」と驚きでした。
ビギナーには少しテクニカルな部分もありますが、慣れてくれば十分楽しめることができます。
この釣り、ハマってしまうとその世界にどっぷりと浸かってしまうほど、奥が深くて面白いですよ!
最近では、57cmの良型も上がっており、これからますます期待ができそうです。
1月17日の釣果

五條の遠藤氏マダイ43~57cm8尾とメジロ65cm
日伸丸を操船している日野船長は、親切で気さくな船長です。初めての方でも安心して楽しむことができるので、ぜひ加太沖のタイを釣りに行ってみてくださいね!