
菊池 雄一(きくち ゆういち) プロフィール
寒い日が続きますが、この時期に私が必ず行く釣りが、アマダイ釣りです。
アマダイは「若狭グジ」と言われる高級魚ですが、関西エリアでは、京丹後方面が有名で、オススメです。
このアマダイ釣りですが、基本を抑えれば、それほどに難しい釣りではありません。当然、腕の差が出る釣りでもありますが。
今回は、そんなアマダイ釣りの基本を、皆さまにお伝えします!
今回のお題
最高に楽しくて美味しい、厳冬期のアマダイ釣り
①潮や魚の活性状況により動きに変化を
ボトムに着いたら、底をトントンと数回叩いて砂煙を上げてアピールをした後に、1m前後巻き上げてステイ、が基本。
潮が緩いタイミングでは、この動作が効果的で、砂煙の中に近いエダス部分の針に、よくアマダイがヒットしました。
逆に、潮が速い場合は、ボトム付近でオモリを落ち着かせて、エサが必要以上に浮き上がらないようにしてください。
潮の流れや魚の活性度合に応じて、仕かけを底からどのレベルに浮かせるか、漂わせるかが、重要なポイントになります。
②エサはオキアミとホタルイカが◎
エサは、基本オキアミ。L、LLサイズの尾羽をカットし、まっすぐの1本刺しにします。頻繁にエサが取られる場合や、食いが悪いなと思うタイミングでは、ホタルイカも最高のエサになります。
ホタルイカは、ツボ抜き(胴体を引っ張り、ワタと足と分けること)した後、目の間に針を刺して、肝(ワタ)部分を針の先端に入れる刺し方が◎。
③ドラグは緩めに!
ドラグ設定は、滑るぐらいが理想的。
小さなアタリからヒットし、巻き上げ20mぐらいで、強烈な引きをする際に、ラインブレイクなどがあります。事前のドラグ調整は必須です。
④基本は流し釣り
基本は流し釣りになります。底に着いた状態からラインを出して、ズル引きするのではなく、底取りをする際は5~10m上げた後、再度底取りを心掛けてください。
船は常に流れているので、フレッシュなポイントを探るのがグッドです。
①違和感を感じたら合わせる
アマダイのアタリは、さまざまです。違和感を感じたら、焦ることはありませんが、必ず聞きアワセを入れましょう。
② エサの扱いは丁寧に
エサは、とにかく丁寧に扱いましょう。
オキアミはまっすぐに刺してください。エサが回ると仕かけが絡み、釣れなくなります。
③強弱の釣りを心掛ける!
誘いとステイを組み合わせた、強弱の釣りです。
リアクション要素のバイトが多い日は、仕かけにガン玉などを打ち、仕かけの踊り幅の強弱を付けるのもグッドです! また、 デカアマダイ狙いにはロングステイが効果的。エサを見付けさせるイメージです。
④ 膝使いを意識
ホッとした瞬間にみせる強烈な引き込みには、「膝使い」を意識していただき、いなしてくださいね。
いかがでしたでしょうか? 以上がアマダイ釣りのキホンとキモです。
私も近々、美味なアマダイ釣りに行ってきます!
・ロッド:極鋭コンセプトゲームLH-225AGS
・リール:シーボーグ200J
・ライン:UVF PEデュラセンサーX8+Si²・2号
・リーダー:タフロンウルトラ船ハリスEX6号
・仕かけ:快適アマダイ仕掛けKPSS(丸海津針が好み)
・天ビン:快適天秤アーチ1.2mm25cm
・オモリ:80号
