「アマガレイ」、何だか聞き慣れない名前ですが、これは地方名。
日本海の若狭周辺では同じ呼び名でも、ヤナギムシガレイ(ササガレイ)のことを指しますが、兵庫県明石では「マコガレイ」のこと。そう、カレイの中でも、最高級レベルの魚を意味するんです。
このマコガレイ釣りが、明石の魚英でシーズン開幕しました。
初日にいきなりザブトン!!
魚英でのカレイ狙いが、今期初出船となったのは3月3日。
この日は、初日とあって数は船中3尾と、姿を見た程度の釣果となりましたが、そのサイズが凄い!!
何と船中最大サイズは、47cmのスーパーザブトンです!!
見てください、この大判。
一瞬、ヒラメかと間違うようなサイズ感。立派なザブトンです。
尾ビレも、下に置いたメジャーの幅よりデカい。もうカレイにしては、ハンパないサイズですね。
当日は、このサイズを頭に34cmまでを船中で計3尾。
小さいサイズでも楽々30cmオーバーの、とってもお値打ち魚です。
釣り方は海苔棚へのカカリ釣り、タチウオやタコ用ロッドで流用可
この明石のマコガレイ狙いは、海苔棚に掛けて釣るスタイルで、竿下やチョイ投げの釣り。
タックルや仕かけ、釣り方の詳細は、以下の記事を参考にしてもらえばと思いますが、オモリは40~80号が基本。
船カレイの専用竿をお持ちでない方も、テンヤタチウオ竿か船タコ竿などを流用できます。
釣期は最長でも5月頭まで
マコガレイはその上品な味わいで、造りに、煮付けに、唐揚げになど、いろんな料理に絶品な魚。
特に、明石海峡の激流に揉まれた魚は身も引き締まり、この近辺で獲れる魚は最上級です。そんな条件下で育った“アマガレイ”。想像するだけでも、「美味い」と思えますよね。
魚英のカレイ狙いは、例年海苔棚が全て外される4月末か5月頭までの出船。およそ2カ月限定の釣りですが、この時期は花見ガレイと呼ばれる産卵を終えたカレイが、荒食いを見せる好シーズンです。
昨年は40cmオーバーのザブトンクラスが続出し、船中でザブトン率が5割を超えた日もありました。そして、数もよい日には1人で複数尾のザブトンをゲットした人も。
カレイは尺を超えれば、その引きも重厚で釣り応え抜群!! ザブトンならその釣趣は、さらに高まります。
カレイマニアには、もちろんですが、この春、釣り物に迷っている方にも、明石の絶品「アマガレイ」釣り、イチオシです!!