【アタリを見極める】渋い時期の東京湾テンヤテンヤタチウオを攻略

寄稿:櫻井亮太

櫻井 亮太(さくらい りょうた) プロフィール

櫻井亮太 RYOTA SAKURAI YAMASHITA&Maria スタッフ。関西及び関東の船釣り、ショア青物などの釣りに精通。タチウオテンヤの釣りに魅せられ、猛追太刀魚テンヤの開発にも携わる、マルチアングラー。大阪湾タチウオKINGバトル2016、2017、2019ファイナリスト

皆さんこんにちは、ヤマシタスタッフの櫻井亮太です。

早いもので、関西エリアのタチウオ釣りもシーズン終了が近づいていますね。

私の住む関東のタチウオ釣りも、年明けのフィーバーは一段落。しかし、釣り方次第では好釣果がまだまだ望める状況となっています。

まだまだタチウオが釣りたい! と言うタチウオフリークは、ぜひ東京湾へ来てください(笑)。

渋い時期の東京湾テンヤタチウオの攻略

さて、今回はそんな渋りの入った東京湾のテンヤタチウオの攻略について、がテーマです。

アタリの数は全体的には減って、さらにアタリがあって即掛けしても掛からなかったり、一瞬掛かっても、バレてしまったりということが増えてきています。

そこで、重要となってくるのが「食(は)みの感知」です。

タチウオは捕食が得意な魚ではありません。狙った獲物を一撃で仕留めると言うよりは、何度も傷つけて弱ったところを捕食すると言う習性があります。

渋い時期は、まず甘噛みしてくる

食い上げのアタリは、一見即合わせでよいと思いがちですが、この時期のタチウオはガッツリとイワシを噛むと言うよりも、柔らかい甘噛みから入ることが多いです。

この状態でフッキングしても、噛んだ部分が支点とならず、スッポ抜けしてフッキングには至りません。

よく、イワシに小さな点々とした歯形が付いていると思いますが、そんな状態です。

引き込むアタリを待つ

この甘噛みを掛けにいってしまうと、テンヤがタチウオの視界から消えて見失ってしまったり、興味をなくすことにもなります。なので、アタリがでたらすぐに掛けるのではなく、そのまま誘い続けて、向こうから引き込んでくる瞬間を待ちます。

引き込む瞬間と言うのは、タチウオがしっかりとエサを食み込んでいる証拠。なので、そのタイミングで合わせるとフッキングの成功率が高く、さらに深く掛かっているので。バラシも格段に減ります。

これは関東に限ったことではなく、関西の厳冬期から初春のタチウオにも当てはまることですので、ぜひ試してみてください。

東京湾テンヤタチウオ
筆者のオススメタックル

東京湾のテンヤタチウオは、大阪湾よりもタナが狭いのが1番の特徴です。そんな狭いタナを効率的に誘うために生まれたバイブレーション釣法は、はっきり言って硬い竿が断然誘いやすいです。

私はメインタックルとして、サーベルマスターXR テンヤ91H170&ベイゲーム151DHを使用しています。前述の通り、9:1調子でテンヤにアクションが伝えやすいのと、バリ硬ではなく、掛けたら適度に曲がるのが選択の理由です。

また、リールはカウンターなしを選択しているのも、タナがシビアなこの釣りでは、タナのズレがないようにラインマーカーを見て判別しています。

そしてロープロ系の手巻きベイトリールを使用しているメリットは、何より軽くて握りやすいことです。誘い続けるこの釣りでは、軽さが何より重要だと思っています。

そして最後に、リールのギア比はハンドル1回転70cm前後がオススメです。ハイギア過ぎると誘いが速くなりすぎたり、大型のタチウオとのファイト時にハンドルを回すのに力がいるためです。個人的なタックルセレクトですが、もし関東に来られる際は、参考になりましたら幸いです。

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