今、大人気の”トンジギ”
和歌山や三重で今、人気の釣りがある。それは、”トンジギ”だ。
紀伊半島の地方名である「トンボ」と呼ばれる魚、「ビンナガ」を狙う。そのトンボを船からのジギングで狙う(トンボジギング、略してトンジギ)だが、手軽な大物釣りとして、多くのアングラーが、その魅力にどっぷりとハマっている。
和歌山・浦神のたいし丸
今回は和歌山・浦神港から出船している、たいし丸でトンジギ便に乗船。ハイシーズンのトンジギを楽しんできた。
出船は5時半。まだ暗い中、船を走らせて、40分ほどの航程で浦神沖のポイントへと到着した。
この釣りは、ドテラ流しで片舷で釣る。タックルをセットしたら、船長の合図で仕かけを投入した。
開始直後にフォールでヒット!
すると、この釣り初めての人が、第1投目のフォール中にいきなりヒット!
いきなりのヒットに船内が盛り上がる。筆者が思っていた以上の強烈な引き込みで、釣り人は、強烈なトンボの引き耐えている。
引きを楽しみながら、上がってきたのは、8kg級のトンボだった。この大きさでこの引き。20kgともなると、一体どれくらい引くのだろうか。
トンボを釣り上げたアングラーは、「腕がもうパンパンです」と、嬉しい悲鳴を上げていた。
当日はコンスタントにアタリがでる
この後も、ポツポツではあるが、シャクっている時にドスンッ! とヒットしたり、仕かけ回収中のヒットなど、さまざまな場面でヒットがあり、大盛り上がりの1日だった。
トンボの引きを楽しみながら、この日は船中で10回ほどのヒットで、6尾のトンボをキャッチすることができ、14時に納竿。竿頭は4尾と、大満足の釣果となった。
トンジギは例年、4月末頃まで楽しむことができる。今は10kg未満の小型から、20kg級のタネトンと呼ばれる大型サイズまで、いろいろまじって釣れている。
トンジギは今がハイシーズン。ぜひ、強烈な引きを楽しんできてほしい。