【実験】「ピチット」で作ったお刺身はホントに美味しいのか?一般人に食べ比べてもらった

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少し前に、ピチットでお刺身を簡単に美味しくしてみよう…という内容の記事を配信しました。

【刺身を美味しくする】最も簡単に「包むだけ」で魚の旨みを引き出す方法

上記記事では、アジを食材としてお刺身を作ってみたのですが、やっぱり包むだけなのに美味いと感じます。

けれど、それは自分がそう思っているだけ…かもしれない。

本当にピチットは魚を美味しくするのか?

ということで、実はアジのお刺身で検証してみたのです。

ルールは簡単。以下の手順を踏んだアジの中で、一番うまいのはどれか順位付けしてもらうというもの。

本来なら「渋谷100人に聞きました」といきたいところなのですが、そんな人望が私にはないのと100人分の比較対象食材を作るパワーがなかったため、「親類8人に聞きました」という検証になったことは、あらかじめお伝えしておきます。

種類 ピチットの使用 冷蔵庫での保存時間 その他調味料など
アジA なし 90分 なし
アジB あり 90分 なし
アジC あり 90分 表面に塩
アジD あり 210分 なし

ちなみに魚の個体差による味の違いがなるべく出ないよう、今回はスーパーで買ったアジで試した。

△奥がそのままのA。手前が一番長くピチットで包み冷蔵保存したD

△奥が塩を振ったC。手前が塩は振らずにCと同様の時間冷蔵保存したB

また上記アジDに関しては、ほかのアジより寝かせる時間を2時間ほど長くしたため、2時間早くピチットに包み冷蔵保存している。

ちなみにすべての魚ともに、ウロコや内臓処理、水分をキッチンペーパーで拭き取るなどの作業は同時に行っている。

つまるところ、Aはそのまま。とはいえしっかりと水分を取り、腹にもキッチンペーパーを詰めて縦置きし、できる限りの下処理はしたもの。

△ピチットなしのAもできる限り美味しくなるよう水分はキッチリ切った

Bはピチットで90分寝かせたもの。Cは表面に軽く塩を振ってそのままピチットで包み90分寝かせたもの。

そしてDはピチットで包むのだが、B・Cと比較し2時間ほど寝かせる時間を長くしたもの。

結果は…

まぁ長々となってしまったが、気になるのは結果。さていかに…。

△なるべく同じサイズに切り、飾り包丁なども同じにした(上記はD)

結果は…

種類 1位票
アジA 1
アジB 2
アジC 2
アジD 4

上記の通りとなった。ちなみに、総数が9票となっているのは、記者自身もみんなが食べ終えた後に目隠しをして刺身を選んでもらい、それを食べて投票(つまりABCDを分からない状態にして食べた)。

△ちなみに投票者の内訳は、60代男性・70代女性・40代女性・30代男性・30代女性・高校生男性・小学5年生女性・小学2年生女性。加えて40代男性の記者

記者はDに投票。個人的には、Aはやはり即分かった。水っぽい。B・Cは正直違いをさほど感じられなかった。振りかけた塩が今回は少なかったのかもしれない(最近塩かけピチットが好みなのですが…)。Dが最もアジらしく臭みも少なかった。

Dに投票した残りの3人からは、共通して「身が締まって美味しい」という意見があった。

△4票を獲得したのはDでしたが、味覚はそれぞれ。その好みに応じて調整できるのもピチットの強み

2票を獲得したBとC。Bを選んだ理由としては「食感もよく、みずみずしさがある」という声が聞かれた。このあたりは、ある程度の水分があるお刺身が好みの方もいるということだろうか。

一方Cを選んだ意見としては、「BとCで、Cの方が歯応えがあるような気がしたから」というのが共通意見。一方で塩味が強過ぎるという意見も。ピチットは、水分と生臭みを脱水する分、ほかの調味料の染み込みが早いのも特長。良くも悪くも…ではあるが、塩の味が出過ぎたか(記者はあまり分かりませんでしたが…)。

△ピチットで遊んでいる方が、まだ楽しいお年頃みたいです

さて、唯一スーパーの魚そのままAを選んだのは、わが次女。まだ小学校低学年ということでご容赦を。

新学期から、きっと味覚も成長していくはずだ。

ちなみに番外編として、皮付きのままピチットで包んだアジの炙りが好評。

身がフワッとしていて臭みがないと一番最初にお皿から消えていきましたとさ。

やはり美味しい

今回の検証では、Aを選んだ1名を除いて、「ピチットで包んだお刺身は美味しい」と感じる結果となった。

一方で、包んだ後の置く時間などによって好みが出た。個人の味覚・好みも大きいと感じた次第。また、そもそも対象人数が少なすぎるのはご容赦を…という部分もあります。

もちろんこれが違う魚種であれば話はまた変わってくるであろうし、ピチットはそんなところの研究がまた楽しいんじゃないかと。

いずれにしても、包むだけ。それだけで旨味を凝縮させるアイテムですから、キッチンにひとつあると食卓から「美味しい」の声が聞こえてくるのでは? 大型連休もあることですし、釣った魚も買った魚でも、ぜひお試しあれ!

オカモト株式会社公式「ピチット」詳細ページはこちら

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