“クーラー満タンの早帰り”という言葉がよく聞かれる“春の敦賀沖(福井県)のタイラバ”。
今期は釣れ出しも早めで、食いも抜群。マダイはもちろん、スズキもよくまじり、各船ともに好釣果が目立っています。
そこで、その釣れっぷりを目の当たりにしようと、福井県敦賀・色浜の竹宝丸に乗船してきました。
まさにバクバク!! 朝イチの時合に船中全員マダイGET
3月半ばに始まった今期の敦賀沖のタイラバ。例年より早めの開幕でしたが、抜群の食いっぷりが出だしから続いています。
そのためか、訪れた当日は平日にも関わらず満船。釣り人の注目度の高さも伺えます。
船長は「朝イチの時合を逃したくない」と、準備ができ次第、出船となりました。
約50分の航程で着いたのは水深120mライン。
「感度はボトムから15m、底から30mは巻き上げて」との合図で、右舷側に並んだ全員が仕かけを下ろします。
すると、1投目から巻き始めて即アタリ。
女性アングラーがスズキを上げたのを皮切りに、船中でマダイとスズキが入り乱れて、続々とヒットします。
しかも型が全てデカい! マダイは50cmオーバー揃いで、中には70cm近いものまで。
スズキは50~70cm主体と、1尾1尾がボリュームのある魚体ばかりです。
これが船中至る所でヒットするから、タモ入れも大忙し。船長が「タモ入れのし過ぎで腕が腱鞘炎になってます」と笑いながら言うのも頷けます。
アタリが遠退けば、ポイントをズラして流し直します。
開始1時間ほどで、この日がタイラバ初挑戦のビギナーを含めて船中全員が良型マダイを釣り上げました。

▲この日がタイラバ初挑戦のアングラー
アタリが遠退いた時間帯に船長がナント2投で2尾!!
当日は潮が流れずに、風も止んできたので船が流れず、やがてアタリが遠くなり始めましたが、「感度はイイ状態が続いているんですけどね…」と船長が舳先で竿を出すと、早巻きで即ヒット。

▲KYを覚悟⁉で、皆が食わせられない時間帯に2投で2尾のマダイをゲットした竹宝丸の竹腰船長
「船長、KYやな~」と言う冗談も飛んでいましたが、周りも早巻きにパターンを合わせると、再びアタリが出始め、マダイにスズキなどが上がりだします。
納竿前には女性アングラーに当日船中で最大の76cmもヒットして、よい人はクーラー満タン。
ゲストもまじえて土産十分
この日は各自がマダイ、スズキを主体に、アマダイやカレイ、レンコダイなどのゲストもまじって土産十分な釣果を得て、大満足の納竿。

▲アマダイ

▲カレイ

▲レンコダイ
噂に聞いた、「バクバク」はホンモノでした。
船長の話では、「朝イチを逃さずに、仕かけを下ろせばマダイやスズキは高確率で釣れる」とのこと。
これからマダイは乗っ込みに入るので、さらなる好釣果も期待大。春の敦賀沖はビギナーでもタイラバが楽しめる激アツなスポットですよ。