
竹村勝則 プロフィール
大阪・泉南 谷川漁港
谷川港の波止釣り場は、略図のように東川と西川が合流して落合川となり、その落合川を挟んで東西2カ所に港があって、港を囲う外波止が好釣り場。
東西波止とも短めの波止で、外側にテトラが入っている。テトラは小さめなので、足下にさえ注意すれば歩けるし、腰を掛けて釣りをすることもできる。
テトラには、まだワカメがビッシリと生えているので、その前がポイントになる。
東の港の外波止は、外側が1段高くなっていて、先端近くで左へ曲がっている。
そのカーブ点付近から先端までが好場。それと先端が1級ポイントで、チヌ、メバル、ガシラが狙える。5月頃からはアジも釣れ出すと思われる。
西の港も外側の波止が釣り場。この波止も先端近くで右へ曲がっている。
外側に小さめのテトラが入っている。このテトラからの釣りになる。
ここもチヌ、メバル、ガシラに、5月頃からはアジも釣れるものと思われる。駐車場は波止付け根近くにある(1日500円)。
両釣り場とも、港町の細道を通るので、車の運転は安全第一に。
今回は半夜釣りでメバルを狙う
3月末から4月初めにかけて、好天気続きで海はベタ凪。メバル釣りには好条件なので、エサのシラサエビを持って、谷川港の波止へ行った。今回は半夜釣りで狙う。
谷川には落合川を挟んだ右(東)と左(西)に港がある。右は港の奥が乗合い船の乗船場。左は海上釣り堀へ渡る乗船場で、それぞれ前方に釣り場となる波止がある。
夕まずめの時合にはまだ時間があるので、先に左の波止の状況を見に行った。
土曜日なので数人が竿を出していた。そのうちの1人が「投げ釣り(エサは青イソメ)でハネを釣った」と言うので見せてもらうと、50cmぐらいのハネであった。「ほかにガシラとアイナメも釣れた」と言う。
紀州釣りでチヌ狙いの人もいたが、チヌは釣れていなかった。
その後、右の港の波止へ行く。長い波止ではないが、先端近くで左へ曲がっている。その先端近くまで、外側にはテトラが入っている。小さめのテトラなので、足下にさえ気を付ければ歩けるし、釣りもできる。
波止先端では2人が紀州釣りでチヌを狙っていたが、チヌは釣れている様子はなかった。
波止先端近くの内側で、「大阪市内から来た」と言う親子が、青イソメのエサでチョイ投げをしていた。
しばらくすると、今春中学1年生になると言う子供の竿が、グイーッと曲がり、何と30cm近いチヌを釣り上げた。「祝中学生」の、正に祝魚である。
紀州釣りで釣れず、チョイ投げでチヌが釣れるとは、釣りとは本当に分からないものである。
この波止の付け根近くの外側にテトラが少し前方まで入っている場所がある。
まだワカメが多いが、テトラとワカメの隙間があって、いかにも根魚ポイントに見えたので、シラサエビをパラパラ上撒きしてからノベ竿(5.3m)のウキ釣り仕かけを入れた。
すぐにはアタリがないので、マキエを2、3回追加したところ、ウキをジワッと押さえる程度のアタリで、エサを半分かじられた。そんなアタリが2、3回あっただけ。これはフグの仕業である。
波止先端の紀州釣りの人が納竿したので、その後へ入った。
ここは先端だけに潮の通りがよく、際とテトラ際にもワカメがまだビッシリと生えている。メバルの好ポイントである。
18時頃まではまだ明るく、エビを撒いてもアタるのはフグだけ。
電気ウキの明かりが鮮明になった頃、チョンときた後、ジワーッと押さえるような小アタリ。
聞きアワセの感じで合わせると、グルグルーッと心地よいメバルの引きがきた。
1尾目は15cm前後のサイズだったが、狙ったポイントで釣れると、嬉しい。
すぐにパラリッとシラサエビのマキエをする。
今が好時合なので、2尾目もすぐに釣れたが、そのアタリも小さく、後が続かない。
当日もルアーマンが何人も入れかわり立ちかわり来ては、メバリング、アジングをやっているので、魚はかなりスレているように感じた。
その後もマキエを2、3回して、やっと1尾釣れる感じ。それも渋いアタリで。
同じようなパターンで何とか5尾釣ったところで、アタリが止まったので、外側テトラのワカメ前を狙ってみた。
シラサエビをたっぷり持って来ているので、かなりマキエをしたが、たまにフグのアタリがあるぐらい。
タナをいろいろかえて探ってみて、エサを底に少しハワせた時に、やっとメバルが1尾釣れた。
その後、潮も下げてきたせいか、メバルのアタリがないので、21時頃に納竿した。
港内側は足場がよいので、クーラーやイスに座って釣りができ、夜釣りでも安心。車が近くに停められるので便利だ。
アクセス
駐車場は波止付け根にある(1日550円)。