ファミリーフィッシングにオススメの足場のよい釣り場を紹介! アジの釣果が期待できそう

寄稿:竹村勝則

竹村勝則 プロフィール

元釣場速報編集部のベテラン記者。堤防釣り、磯釣り、渓流釣りなどに造詣が深く、各地の堤防、磯、渓流などに積極的に繰り出している。ウキなども自作するこだわりの強い1面もある。

大阪・貝塚人工島 水路

大阪・貝塚人工島 水路はこんな釣り場

釣り場となるのは、人工島水路の西岸側で、貝塚大橋と二色大橋付近にかけて。

ベランダ状で足場がよい釣り場だが、水辺の手スリの高さが1.3mもある。大人ならともかく、小さな子供は釣りができないのが難点。

そのかわりと言ってはなんだが、安全な釣り場で、それからサビキ釣りの好シーズンになるので、小アジ、イワ、サバがよく釣れる。

なお、夜間の車の進入は禁止。

道路脇に駐車可能

今回はチヌを狙って出発

季節のかわり目の5月上旬(GW頃)の波止釣りは、どういう訳か、釣況不安定と言うか、日ムラが多いようだ。

週間天気用法では、5月6~8日は天気が崩れるようなので、好天の5日に釣行した。

釣り場は、貝塚人工島水路。ここは地形的によほどの大風でない限り、釣りができる好場である。
人工島へ渡るには、2本の橋がある。

北に架かるのが貝塚大橋、南が二色大橋で、以前からチヌの実績が高い、二色大橋近くへ行った。

祝日だと言うのに、釣り人はチラホラ程度で、投げ釣りとウキ飛ばしのサビキ釣りの人だけだった。

これらの人に釣況を聞くと、「まだ何も釣れません」と退屈そうだった。

同じ貝塚人工島でも、西南端のプール前では、かなり以前からサビキで小アジが釣れているが、内側になる水路までは小アジがまだ入ってきていないのか…。

投げ釣りでは花見カレイは終わった頃だし、キスにはまだ早いと言った感じである。

さて、チヌ釣りの人は誰もいないので、釣況は分からないが、シーズン的には悪くないはずだ。

しかし、当日は南西の風が強過ぎる。右から左へ水路を吹き抜ける。少しウネリと風波が立っている。

当日のタックル

風の抵抗が少しでもましなように、竿は短めの4.5m(2号)にする。風波に負けないように、仕かけは重めの1号オモリに1号の長ウキ。

ハリスは1.5号を2ヒロ取り、中間にオモリのBを1つ打った。

この仕かけなら、風波に負けず、仕かけが流せるはずだ。

当日は大潮で、11時頃なので、潮はかなり下げてきており、右からの強風下だが、ゆっくり右へ流れている。本命潮なので、この状況が続けば、きっとチヌがくるはずだ。

道糸が風に引っ張られ、かなり大きくフケる。その修正もままにならないほどの風だが、何とか釣りにはなる。

タナは4ヒロ取り、少々底にハワせる。時々、ワカメが針に掛かってくるので、タナは取れているはずだ。

サシエはくわせオキアミスペシャルL。マキエはオキアミ3kg(粗潰し)に、配合エサのナンバー湾チヌⅡを1袋と、ニュー活さなぎミンチ激荒1袋に、コーンを少し入れて練る。

釣り始めて1時間少々経つが、エサを取らねばアタリもない状況が続く。でも、アタればチヌだ。そう思って強風に耐えながら竿を持つ。

釣れたのはなんと小アジ

潮の流れが風のせいか、干潮前のためか、さらに緩やかになった。潮がわり前の釣況だ。

このようなと時が時合で、チヌがくることがよくあるので、気合を入れる。

しかし、釣れたのはチヌにあらず。何と7、8cmの豆アジだった。

小針でサビキ釣りをすればよく釣れるだろうが、こちらはチヌ狙いなので、サビキ仕かけは持っていない。

午後も強風は一向に収まらない。そのうち潮が風と同じ方向の、右から左に流れるようになった。

始めは緩やかな流れだったので、チヌが釣れる流れだが、風と流れが同調して、次第に速くなった。

こうなればもうお手上げ。夕方の満潮で風波が収まらなくては、チヌが釣れない。しかし、マキエを使い果たしたので、残念ながら15時に納竿せざるを得なかった。

当日のように、南西風が強過ぎると、南西に面した大阪湾沿岸の釣り場は、釣りにならないことが多い。

貝塚人工島の水路は、かなり内湾になるので、この風でも何とか釣りはできる。

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