竹村勝則 プロフィール
尼崎市立魚つり公園
尼崎市立魚つり公園は、駐車場(有料)があり、海上に突き出た釣り桟橋が釣り場で、足場がよいのでファミリーフィッシングにも好適な釣り場。
釣り事務所の自販機で釣り券(釣り料金は大人830円、小人410円)を買い、渡り桟橋(120m)を渡って、釣り桟橋(200m)へ入る。
釣り桟橋は幅が8mあり、内、外側で釣りができる。
これからサビキ釣りが面白くなるシーズンで、小アジ、イワシ、サバがよく釣れる。ほかにはセイゴ、ハネ、チヌ、アイナメ、ウミタナゴ、コノシロなどが釣れる。青物が回遊してくるようになれば、釣った小アジのノマセ釣りで狙える。
ハネはエビ撒き釣りで、チヌは落とし込み釣りやフカセ釣り。足下の鉄柱近くがポイント。
釣り桟橋下と10m前方に魚礁が入っている。
釣具、エサの販売もあり、飲み物、カップラーメンの自販機もある。トイレ、手洗い水道もあり。
今回は釣り公園でチヌを狙う
今年のGWは天候にも恵まれ、どことも人出が多かったようだ。
尼崎市立魚つり公園も、家族連れ、若者グループなどで大賑わい。7時頃に着いたのでは、釣座を確保するのに、ひと苦労するほどだった。
釣り人の多くはサビキ釣りで、ほとんど竿下を釣っていた。ベテランらしき人は、エビ撒き釣りでハネ狙い。
釣り桟橋先端周辺では、ノマセ釣りの用意はしているが、肝心のアジが釣れないので、手持ち無沙汰な感じ。
このところ、サビキ釣りでアジがポツポツ釣れ出したので、まだ本格的ではないが、アジを泳がせてのノマセ釣りで青物も釣れ出している。
当日の釣りは、サビキ釣りのアジ狙いが大半で、ハネ、青物狙いの人が数人。フカセ釣りでのチヌ狙いは、筆者と左隣の人だけのようだった。
この日は大潮なので、朝の時合にアジが多少は釣れているだろうと、アミエビも持参しているが、まだ誰もアジを釣り上げていないので、先端から50mほど手前の内側で、チヌのフカセ釣りをする。
チヌポイントは釣り桟橋の下、鉄柱近くか、10mほど前方の魚礁近くが狙い場と聞いているので、まず近場の足下を狙う。
竿は2号の4.5m、レバーブレーキ付きスピニングリールに道糸2号、ハリス1.75号2ヒロ。針はナノチヌフカセ2号。オモリはカン付きオモリの1号と、ハリスにBとG7の2段打ち。
約10mと水深があるので、重めの仕かけとした。
マキエはオキアミ3kg(粗潰し)に、配合エサは、まとまりよく底まで沈む、ナンバー湾チヌⅡを1袋と、ニュー活さなぎミンチ激荒を1袋まぜて、よく練った。サシエはくわせオキアミスペシャルL。
マキエを打つと、ほぼ真下に沈んていく。潮が流れていないのだ。
8時前から釣り始めて1時間以上経つが、エサはそのまま上がってくる。エサをかじりもしなければ、アタリもない。ボラも寄ってこない。
足下がダメなら前方だと、タナ取りオモリで測ると、水深はほぼ同じ。仕かけを投入すると、ゆっくりだが、右(東)へ流れている。この流れが続くなら、チヌに期待できるかもと、マキエを投入。
仕かけ投入前にマキエ3回。投入後にも3回投入を繰り返す。
前方狙いに切りかえて、1時間ほどした時、ウキが根掛かり(少しハワせているので)したような、モタレたようなアタリがきた。
初めてのアタリに、竿を大きく立てて合わせる。
グン! と根掛かりしたような感じだったが、さらに竿を立てて引くと、底から離れた。ガバッと水面に顔を出したのは、良型のキビレだった。
周辺では朝から何も釣れていなかったので、注目の的だったと思うが、自分はボーズを逃れてホッとした。
このキビレ、メジャーを当てると42cmあった。
さぁ、干潮前の時合かと思ったが、その後、右への流れが速くなってきたのと、寒くはないが南西風が少し強く吹き出したので、なお流れが速くなって、釣り辛くなってきた。
そこで、また足下を釣ってみたが、ここも流れが速くて、エサも取られず、アタリもなかった。
当日はチビッコ釣り師も大勢いたのに、どういう潮の加減か、釣れ出してきていた小アジやイワシが全く姿を見せなかったのが残念だった。
アクセス
駐車料金は、2時間以上6時間未満500円、7時間未満600円、8時間未満700円。毎週火曜日定休。
釣り時間は5、6月は6~19時。
☎尼崎市立魚つり公園(06・6417・3000)