これからが旬!!【きくりん流“経ケ岬沖のオニカサゴ”攻略法】&今夏登場のNEW船タチウオテンヤの情報もちょこっと公開

菊池 雄一(きくち ゆういち) プロフィール
皆さま、こんにちは。今回は、「オニカサゴ釣り」を紹介させていただきます。
先日、京都府宮津の新幸丸にお邪魔し、オニカサゴ釣りに挑戦してきました。
今回は、その時の実釣の様子と、釣果アップのワンポイントアドバイス、使用タックルなどを解説します。
そして、ナント番外編として、ニューリリース情報も本邦初公開。今夏発売予定の「船タチウオテンヤSS AH」の詳細も、お伝えしちゃいます!
今回のお題
経ケ岬沖のオニカサゴ~これからが最盛期の旬の釣り~
この日は絶好の天気に恵まれたものの、潮が朝方のみ少し流れ、後半は潮の動きのない中の釣りになりました。
水深は90~120mライン。
エサはサバ(塩漬け)と生のサケハラスを準備。

▲サバの塩漬け

▲サケハラス
オモリは100号に天ビン仕かけ。仕かけはハリス7号2本針をメインに使用。
経ケ岬沖(日本海)では、1年中オニカサゴが狙えますが、潮が動く日が多くなる5~8月が、より釣りやすい最盛期になります。
前半は潮も適度に流れ、コンスタントにアタる状況でした。ボトムの地形は岩盤系のポイントで、根掛かりはないエリアを広範囲に探る形でした。
後半は潮の動きがなくなり、ピンポイント勝負に。
ボトムの地形は岩礁、魚礁周り。潮が動いていれば根掛かりばかりになるようなポイントですが、このようなオニカサゴがいるであろうエリアも重点的に狙いました。
拾い釣りになるものの、投入ごとに船中で誰かにアタリがあり、船長の巧みな操船技術の賜物だと思いました。
最大45cm超の大型も飛び出し、船中全員の方に本命のオニカサゴが釣れ、ポテンシャルの高さを改めて感じました。
これからが最盛期を迎える、経ケ岬沖のオニカサゴ釣り。引き味も強く、食味も抜群の魚です。
ぜひ、狙いに行っていただきたいです。
当日のヒットパターン
朝の時合を除き、終日潮が動かない状況のため、仕かけが張らない(寝る)状況。
通常なら、エサを大きくヒラヒラさせるのが効果的ですが、この日はできるだけ薄く、細くしてエサの重量を軽くし、聞きアワセを絶えず入れつつ、わずかにくわえた状態での瞬発的なアワセが効果大でした。
ヒットパターンをまとめると…
・エサの重さを軽くし、仕かけをできるだけ漂わせる(長さはできるだけ保ちながら)
・絶えずゆっくりと誘い続け、エサが底をはわないように意識
・仕かけを張るために、こまめに聞きアワセを入れながら誘い、違和感があればフッキング
ワンポイントアドバイス!
オニカサゴ釣りは、ガシラ釣りとは全く違います。とにかく仕かけをこまめに動かして、エサが着底した後は放置せず、すぐに次の誘いを入れてください。
動いているものへの反応がよく、またフォールする際のバイトが大半です。
通常の天ビン釣りでは、天ビンから1番離れた針にアタることが多いのですが、オニカサゴは天ビンから近い位置でアタることも非常に多いです。
エサは比較的大きめ(長さ7~15cm、横幅10~15mm程度を状況に応じて)の方がアピール力が強く、エサ取りにも強いのでGOOD。
その日のヒットエサもあるので、私が当日準備したエサ以外にも、サンマやホタルイカなどもあれば、なおよしだと思います。
また、刺し方も重要で、エサの端に1点チョン掛けがベター。
真ん中の位置や、複数回エサを針に刺すと抵抗が増し、トラブルの原因になります。
見た目からも想像できるように、非常にエサを食べるのが下手な魚です。吸い込むような捕食をすることが多く、その際に素早くアワセを入れ、針掛かりさせることが大切。小さなアタリの場合も少なくありませんが、ゴツゴツと力強いアタリが多いです。
ヒットした後も、早巻きは厳禁。そして、タモ入れも重要です。掛かった後に強い引きをする魚のため、一定速度(中速レベル)の巻き上げがオススメ。また、水面から30~40mラインで再び強く引き込むことが多く、注意が必要です。取り込み時も暴れてバレることがあるので、タモ入れは必須です。
オニカサゴには毒針がありますので、持ち帰る際にはキッチンバサミで処理を。持ち帰った後も生きていることも多く、危険を伴いますので。
また、小さなサイズのオニカサゴが釣れる時もあります。そんな時はリリースしていただければ幸いです。
・ロッド:極鋭コンセプトゲーム L H-225AGS
・リール:シーボーグ300J
・ライン:UVF PEデュラセンサーX8+Si²・3号
・リーダー:タフロンウルトラ船ハリスEX7号
・仕かけ:快適鬼カサゴ仕掛 KP SS(ハリス7号メイン)
・天ビン:快適天秤マルチ(250mm)
・オモリ:100号
SCOOP! NEW船タチウオテンヤ詳細情報
ダイワから、全く新しい船タチウオテンヤが今夏、登場します。その名も「船タチウオテンヤSS AH」。
AHはAuto Hookingの略で、これまでにないニューテクノロジーを3点搭載。
①下に引き込むバイト時に針先がスライド。
②針が半遊動式で、バラシ軽減。
③ヘッドと針は取り外し可能。
続報をお楽しみに!
