
竹村勝則 プロフィール
兵庫・明石 江井ケ島・石積み波止
ここは県道718号と380号が交わる交差点の江井島信号を南へ入って、江井ケ島港へ行く手前のカーブ点に駐車場がある。
この駐車場から階段を降りて行くと、自転車道があり、自転車道を東へ歩くと、そのすぐ先に浜へ降りる階段がある。
この階段を降りると、海を向いて正面に3本の石積み波止がある。3本の石積み波止とも、長さは100mもないほどで、周辺は浅場で、まだ海藻が多かった。この海藻は季節が進めばなくなるので、釣りやすくはなる。
1番東と真ん中の石積み波止には、イカらしき墨跡が、あちこちに見られた。
筆者が釣りをした1番西の波止は、真ん中付近から先にかけて石積みがランダムで、隙間が多く、穴釣りの好ポイントが多くある。
地元の常連さんの話では、たまに良型ガシラがまじり、メバルやアコウが釣れることもあるらしい。
海水浴場が右に隣接しているので、注意を。
今回は半夜釣りで夕涼み
先日、中潮の日の夕方に、あまりに天気がよいので、東播の江井ケ島港で半夜釣りをすることにした。
江井ケ島港内への道は車が入れないため、行き辛いので、港の東にある石積み波止へ行く。
ここは江井ケ島港手前の駐車場(1時間100円、9時間を超え24時間まで1000円、近くにトイレあり)から見ると、3本の石積み波止が浜から出ている。
1番西の石積み波止先端で、地元の人が投げ釣りをしていたので釣況を聞くと、「キスは釣れずに小ダイばかりです」と言う。
この付近一帯の海底は砂地のはずなので、キスはいるはずだと、自分も投げ釣りをしてみる。
海底はまだワカメなどの海藻があちこちにあり、それによく引っ掛かる。キスは釣れず、針に掛かってくるのはミニの小ダイのみ。キスは望めそうにないので、30分ほどで納竿した。
暗くなるには、まだ時間があるが、半夜釣りの仕かけ作りをしていると、地元の釣り人が1人やってきた。
この人も自分と同じ半夜釣りで、エサは青イソメ、リール竿での電気ウキ釣り。狙い場所や近況をお聞きする。
「波止の周りは浅場なので、昼間はあまり釣れないが、暗くなってからが本番で、メバル、ガシラ、ハネ、チヌ、アコウ、アナゴなどが釣れる」と言う。
ウキ釣りでアナゴが釣れるとは思わなかったが、夜になればこそで、サイズは大小いろいろだが、よい時は数尾釣れるらしい。
当日の潮は、今が干潮で、夜中が満潮なので、時合は遅いと言う。
今は潮が引いているので、海藻は横になっていて釣り辛いが、潮が満ちてくると、海藻が立つので釣りやすくなると、アドバイスをもらう。
明るいうちは海藻の位置は分かるが、暗くなると分かり辛く、よく根掛かりしてハリスを切る。
波止の先端で、チヌは矢引きから1ヒロの間で釣る。エサの青イソメは1匹掛け。メバルやガシラは口が大きいので、1匹掛けで十分。
アタリは案外小さく、根掛かりかな? とソーッと誘うと、竿先にグーッときた。1尾目は18cmほどのメバルだった。
20時から21時頃にかけてが好時合だったようで、20cmのメバルもきた。

△ガシラもキャッチ
地元の人も20cmほどのメバルに20cmオーバーのガシラを釣っていた。
それからは2人とも、小型のガシラが数尾釣れただけで、時合が終わったようだ。潮の加減か、アナゴは1尾も釣れなかった。
よい潮時に当たると、ハネ、チヌ、アコウが釣れる時もあるらしいので、地元の人はタモを用意していた。
ここは駐車場からも近いので、夏は夕涼みがてら、ちょっと竿を出してみてはいかがか。
アクセス
ここは県道718号と380号が交わる交差点の江井島信号を南へ入って、江井ケ島港へ行く手前のカーブ点に駐車場がある。