暑い日が続くが、そんな時は美味しい魚を釣って刺し身を食べながらグイっとビールを飲むもよし、寿司にしてサッパリといただくのもよし。
そんな美味しい魚を狙って出船しているのが、和歌山・見老津漁港の天昇丸。
今回は、真夏の旬魚「メイチダイ」を狙うべく、つりそく船釣りクラブ14人で7月の釣行会を開催した。
出船は4時半。別船と2船で出船し、記者は天昇丸へ乗船した。
釣行前の3日前からシマアジが釣れ出したらしく、この日は急遽シマアジから狙うことに。ポイントへ到着後、船長の合図で仕かけを投入。
この日は食いが渋く、しかもサバの猛攻で釣りにくい状況。船長から「仕かけが落ちんかったり、モゾモゾしたらサバやから全速で回収してや」と指示がある。
しばらくすると、サバの猛攻を受けながら、ミヨシの山本氏の竿がギュインと曲がり込んだ。
強烈な引きだが、見事な腕前で取り込んだのは、45cmの美味しそうなシマアジ。
さらに、岩佐氏にもヒットするが、強烈な引きで上がってこない。そうこうしている内に、ズシンと重みが乗り、その瞬間にフッと軽くなった。上げてみると、2本ともハリスが切られていた、サメの仕業だ。
この後も何度かヒットしたが、サメに横取りされるばかりだったので、ポイントを移動し、メイチダイを狙うことに。
どのポイントもサバの猛攻で釣り辛かったが、いくつかポイントを回ったところで、サバとは違う叩くような心地よい引きがきた。上げてみると30cmオーバーのメイチダイ。
この後もメイチダイがヒットし、気付けば船中全員がメイチダイを手にすることができた。
全体的に型もよく、岩佐氏と佐野氏は40cmの大型をキャッチ。腹を割ってみると、たっぷりと内臓脂肪が入っていた。
メイチダイはこれから9月中までが脂も乗った美味しいシーズン。
夏の美味しい旬魚を釣りたい人は、熱中症対策をバッチリにして、釣りに行ってみてはいかがだろうか。