人気のイカメタル。
今回は、マイカ(ケンサキイカ)が好調な福井・若狭大島の釣船くないに乗船。
ここで教えてもらった釣り方をお届けしたい。
タックル&仕かけ
イカメタルの竿は、各社から専用ロッドが販売されている。リールはスピニング、ベイトリールとあるが、ビギナーは、カウンター付きのベイトリールがオススメ。

▲ロッドはがまかつの「G スペシャル イカメタル」
イカメタルは、スッテ、メタルスッテと呼ばれるルアーを使う。仕かけの上部にスッテを付け、仕かけの最も下にオモリがわりのメタルスッテを付けよう。
ルアー選び
イカメタルは、ルアーの号数やカラーチョイスによって、釣果がかわると言われている。
船長は「さまざまなカラーを持っていた方がよいが、中でも持っておくべきなのは赤緑や赤黄だ」と、話していた。
実際、筆者が釣行した時に最もアタっていたのは赤緑だった。
また、船長が話していたカラーのほかにも、オレンジ系やブラックカラーがよかったと感じた。
スッテの号数だが、新子がメインのシーズンは1.8号ぐらいの小型のものがオススメだ。
ただし、大剣シーズンは、2.5号と少し大き目のスッテを付けておくのもよい。
その日の釣れているサイズを見極めながら、さまざまなルアーを用意しておこう。またメタルスッテは、12~25号は必ず持っておこう!
基本の釣り方
まだ明るい間は、ベタ底が基本。それ以外は、さまざまなタナを探り、アタリがあった水深を重点的に探るのがよい。
誘い方はシャクるほか、小刻みに竿先を揺らすシェイクやタタキなどさまざま。いろいろな誘いの引き出しを持っておき、どのような誘いがよいかを試していくことが、釣果を伸ばすコツとなる。
マイカは誘った後のステイで抱いてくることが多いので、ステイはしっかりと意識することが大切。ただし、短いステイがよい場合や、10秒以上ステイするのがよいこともあるので、5~10秒を基本に、これにとらわれずに試していこう!
マイカは自然に掛かることもあるが、基本的には合わせないと掛からない。なので、アタリがあれば軽く合わせることが大切。もし、掛からなければ、同じタナでもう1度誘い直せば、アタってくることも多い。

▲仕かけをタナまで下ろして誘う

▲誘った後は、ステイしてアタリを待つ。誘いとステイのメリハリを意識することが大切だ
ヒットパターン
筆者が釣行した日は、全体的に激しい誘いではアタリがあまりでなかった。特にシェイクにはアタリがでにくかったように感じる。
中盤までは、大きくゆっくりシャクってからのステイがよかったが、中盤以降は、3回シャクった後、竿先を下ろしていくと同時にリールを巻いて、シャクり上げた状態のタナでステイすることを意識するのがよかった。
マイカを誘い上げて、やる気を上げて抱かせるイメージだ。
しかし、全体的にハッキリとしたアタリがでずに、モゾモゾとした小さな違和感があり、そこで掛けずに誘い続けると、ハッキリとしたアタリがでるパターンが多かった。
そのため、感度がよい竿を使っている人の方が、その違和感を感じ取ることができ、釣果が伸びていたように思う。
また、ほかに有効だったのが、キャスト。明暗の所へ遠投して、マイカを寄せている人もよく釣っていた。
遠投している人は、オモリグをやっていた人が多かった。潮が速い場合などには、オモリグも効果的だ。
ぜひ、この記事を参考に皆さまにも楽しいマイカ釣りを満喫してもらいたい。