好釣果への道は、ポイントの特徴を知ること!【大阪湾の船タチウオ4大ポイント攻略法】

連載:きくりんのFishingSchool

菊池 雄一(きくち ゆういち) プロフィール

「きくりん」の愛称で親しまれ、船タチウオテンヤ、落とし込み、ノマセ釣り、イカ(イカメタル・オモリグ)、タコなど、春夏秋冬の旬の釣りを楽しむ、マルチアングラー。ホームエリアは関西ながら、関東在住の環境を活かし、積極的に開拓中。ダイワスタッフ

皆さま、こんにちは。

今回は、大阪湾人気ナンバー1ターゲットと言っても過言ではない「船テンヤタチウオ」を紹介させていただきます。

今期もシーズンインしましたね。毎年白熱する「大阪湾タチウオKINGバトル」の予選も、9月1日からスタートしました。

そんな中で、今回はポイント別の特徴、攻略術について紹介します。※あくまで私の経験からの予測部分の内容になります。

今回のお題

大阪湾船テンヤタチウオ~2023年ポイント別特徴、攻略術~

大阪湾のポイントについて

大阪湾のポイントは、詳細に分けた場合は以上のような感じです。各ポイントの特徴と、その攻略術を解説したいと思います。

シーズンインを告げるメインフィールドの神戸沖(須磨沖)

水深は50~90m。

シーズン初期メインのポイント(7~11月メイン)で、比較的、若い個体が多く、夏や秋の高水温の時期ともあって、非常によく引きます。

また、「神龍」と呼ばれる超特大のタチウオが神戸沖での実績(シーズン初期)が高いこともあります。

魚の活性は高いが、洲本沖と比べ、水深上部への追いはよくないことが多いです。

テンヤカラーはグロー、ゼブラ系統を中心に無発光(イワシカラーなど)も効くことがあります。

アタリの多くはボトム中心でアタることが多い傾向です。

明石海峡周辺の沖

水深は40~120m。

秋限定のポイント(9~10月メイン)です。出船される船宿も限られています。

比較的、若い個体が多く、夏、秋の高水温の時期ともあって、こちらも神戸沖と同様、非常によく引くタチウオが釣れます。

魚の活性は高いですが、こちらも神戸沖と同様に、水深上部への追いはよくないことが多いです。

テンヤカラーはグロー系統を中心に、ゼブラカラー(スポットグロー)が効くことが多いですね。

アタリの多くは、中層中心であることが多いです。

シーズン最盛期から終盤にかけてのメインフィールド・洲本沖

水深は60~130m。

シーズン中頃から終盤メインのポイント(9~2月メイン)。

比較的、サイズの揃った個体が多く、また釣期も長い大阪湾のメインフィールドになります。

また、ドラゴンタチウオの実績が高いポイントでもあります。

魚の活性は高いが神戸沖と比べ、水深上部への追いがよいことが多いです。

テンヤカラーはグロー系統(特にブルー夜光)を中心に、低水温期(12月後半以降)は無発光カラーが効く場合が多いですね。

アタリの多くは中層中心の傾向です。

密度が高く釣期も長いメインフィールドの小島沖&アカマツ

小島沖(水深は40~70m)

シーズン初期メインのポイント(7~11月メイン)。

比較的、若い個体が多く、夏場の時期ともあって非常によく引きます。潮の流れが速いタイミングでも釣りができ、水深も深くないので非常に釣りやすい絶好ポイントです。

アタリの多くはボトム中心です。魚の活性は高いですが、洲本沖に比べ、水深上部への追いはよくないことが多いです。

テンヤカラーはゼブラ系統を中心に、無発光も効きます。

アカマツ(水深は50~90m)

シーズン後期メインのポイント(10~2月メイン)。

潮の流れが速いタイミングでも釣りができ、小島沖同様、水深も深くないので非常に釣りやすい絶好ポイントです。こちらもボトム中心でアタることが多いです。

テンヤカラーはゼブラ系統を中心に、無発光(特に赤金)も有効です。

 

今回は、このような形でまとめさせていただきました。参考程度ですが、頭に入れていただき、釣行の際にお役立ていただければ幸いです。

今日も私は、でっかいドラゴンを狙うべく、妄想を続けます(笑)。

ダイワ(DAIWA)

1958年の創業、リール、ロッド、ルアー、用品などあらゆる釣り物のフィッシングタックルを扱う総合ブランドとして、国内、海外に多くのファンを抱えている。ジャパンクオリティの品質の高いアイテムを日々開発、その過程で、世界初となるテクノロジーも数多く輩出している!

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