シマノ磯竿の中でも、誰にでも使いやすいド真ん中な万能モデルである「ベイシス」。

出典:シマノ
簡単におさらいすると、圧倒的な持ち軽さで磯釣り師を魅了している、ミドルクラスのロッド。
ブランクスには、高強度の素材をシマノ独自の設計・製法でさらに強度と感度を高める構造“スパイラルXコア”や、片手ファイトがラクになる“ファイティングサポートグリップ”などが採用されています。
そんな「ベイシス」に使ってみるのが楽しみな、2機種が新たにラインナップされたので紹介!
【0.8-530】と【1.2-480】が新たに登場
今回追加されたのは【0.8-530】と【1.2-480】の2機種。
今まで0.8号は最上位機種の「イソリミテッド」にのみ展開されていたモデルで、手に取りやすいベイシスに登場したのは嬉しい人も多いのでは?
また、全長4.8mという短いモデルも気になる所ですよね。
それでは早速、両機種の詳しい解説をしていきます!
0.8-530のスペック
品番 | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | 適合ハリス(号) | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
0.8-530 | 5.30 | 振出 | 5 | 114.4 | 187 | 0.8 | 1-3 | 0.8-3 | 389 | UPLOCK | 98.9 | 74,000円(税別) |
【0.8-530】はシリーズで最もしなやかで、極細ハリスに対応! スレたフィールドにはもってこいなモデルです。
1号以上のロッドでは竿の張りとバランスが取れず、どうしても細糸のフォローができないシーンも多かったはず。【0.8-530】は掛かるとマイルドに曲がり、ハリスを飛ばすことなく魚を浮かせられる設計になっています。
また、このモデルは決して小型・中型狙いというワケではなく、魚を走らせず、細いハリスを使うことの不安を取り除き、存分にグレ釣りを楽しむためのロッドなのです。
1.2-480
品番 | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | 錘負荷(号) | 適合ハリス(号) | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1.2-480 | 4.80 | 振出 | 5 | 104.6 | 182 | 0.8 | 1-4 | 1-4 | 389 | UPLOCK | 99 | 74,000円(税別) |
【1.2-480】はシリーズの中で最も短い4.8mレングス!
モーメントの軽減によって、驚異的な持ち軽さに繋がっているようです。と、言うのも、シマノインストラクターである森井 陽さんが、使用感についてこう語っているのです。
「なんだこれは!」…持った瞬間に、ベイシス1.2-480の驚異的な持ち軽さに衝撃を覚えました。僕は普段から5mを主体に使っているのでわずか20cm、手のひらを広げた分程度の差しかありません。5mロッドと同じ感覚で使えるけれど異常なまでに軽く感じます。ベイシスは塗装をはじめ、リールシートやグリップ周りにもこだわりの加工や素材が使われているため総自重は抜きん出て軽いわけではありません。それでも軽く感じるのは単にレングスを縮めただけでなく、各節ごとにバランスを調整した設計にあると思います。
出典:シマノ
この持ち軽さのおかげで、ロッド操作の一連の動きがスピーディに行える=手返しがよくなるので、時合を逃さず釣り切ること、また、軽快に釣りを楽しむことができるように。
また、4.8mという短さに不安を感じるアングラーも多いと思いますが、実際にデメリットを感じることはほとんどないようで、むしろ持ち軽さに加え、振り抜きがよくなることでの遠投性能の向上など、短さのメリットの方が多く感じられるようです。
今回登場したのはシリーズ中、最もしなやかなモデルと、最も短いモデル。
使用感が気になる2機種なので、実際に使ってみたいスペックですね! いやあ、今冬の寒グレに使ってみたい!
シマノ公式「ベイシス」詳細ページはこちら
関連動画