先日紹介した、alphatackle(アルファタックル)が生み出した「MPG(マグナム・パワー・グラス)」という特殊で特別なグラス素材。
簡単に特長を紹介すると、グラス素材でありながら軽くて感度が高く、さらに強度が高い素材。
従来のグラス素材にありがちな「重い、ダルイ」といった、イメージを変えてくれます。
今回は、そんなMPG素材を100%使用したことで“真のライトゲーム汎用ロッド”として登場している「21 SHIBUKI」の開発ストーリーを解説していこうと思います。
オフショアの“ライトゲーム”という括りについて
例えば東京湾のオフショアでは、LTアジであったり、コマセマダイ、イサキ、ヒラメなど釣れる魚種が豊富。
それらに合わせて、魚種別のロッドの数が膨大に膨れ上がってしまい、細分化されたのが少し前のお話。
そこで、ロッドメーカー各社は「何でもできるような竿があってしかるべきではないか?」と考え始め、生まれたのが“ライトゲーム”というジャンルの釣りです。
そこに合わせて作られたのが「ライトゲームロッド」。そして、選ばれる多くの素材はカーボンでした。
それはなぜか?
カーボンは軽い上に感度がよく、振り抜きがよいので軽快にロッドが捌けます。そして、現代のカーボンは進化していて、粘り強いから。
だけれども、どうしてもグラス素材のように錘負荷への対応力や、魚の大小を問わずに使えるようなキャパシティの広さは得られず、調子の違いや、M/MHといったパワー違いなど細分化が広がり、結果として「ライトゲームロッド」という大きな括りの中でも、何アイテムも展開されています。
MPGであれば“真のライトゲームロッド”を造ることができるのでは?
その現状を見て、アルファタックルは「MPG素材でライトゲームロッドを作ることができたら、相当数のライトな釣りをカバーできるのではないか?」と考え、開発に着手したと言います。
つまり、MPG素材の特長である、軽さ・感度・強度を活かしながら、グラス本来のキャパシティの広さが掛け合わされば“真のライトゲームロッド”になる。
もちろん、そのために軽さと感度、さらにはよいアクションが出せるように徹底的に追及しなければなりません。
そうして生まれたのが「21 SHIBUKI」
そうして生まれたのが、アルファタックル渾身のライトゲームロッド「21SHIBUKI」。
対象魚種は、HPに記載されているものだけでも「ヒラメ・マダイ・シマアジ・青物・イサキ・アジ・アマダイ・マハタ・メバル・カサゴ・タチウオ・チダイなど」。
魚種や仕かけは違えど、MPGの特性を活かしたことで柔軟に対応できます。
「この1本で、全国各地のライトゲームをカバーする」を体現したロッドです。
混じり気のない100%MPGで構成されたブランクは軽く、曲がり込む美しいアクション。
アジ1尾でも、キレイに曲がり込みバラシを防止してくれます。
「21SHIBUKI」はスパイラルガイド仕様。
最適なガイド配置で軽量化され、糸絡みを軽減してくれます。
アルファタックル公式「21 SHIBUKI」詳細ページはこちら
「なんでもライトゲームロッド」ならMPG
ついついロッドを買う時に「ほかの釣りに流用できないか?」と調べてしまうアングラーも多いハズ。
そんな人に使って欲しいのが、全国対応の真のライトゲームロッド「21SHIBUKI」です。
