
吉田昇平(よしだしょうへい) プロフィール
11月5日に大阪湾タチウオKINGバトルのセミファイナルを控えている私。そろそろ調整期間に入らねば、という思いから、何かしらのヒントを得に、忠岡港より出船している、ふじたやにお邪魔しました。
サイズの平均値を上げる方法
今シーズン釣行された方は、すでに感じていることと思いますが、今年の大阪湾のタチウオは過去に例のない異常な釣れっぷりのため、サイズの釣り分けが非常に困難を極めています。
私がこの日、基準としていたのは、昨年のセミファイナル規定サイズの80cm以上の個体。
浅ダナ+リアクション+即掛けでの釣り方でも、約3割強ほどまじるために、ほとんどの選手は、今年の準決勝は、とにかく数を釣りながら、キーパーサイズをまぜていくスタイルになるであろうと、予測しています。
100尾釣れば35尾まじると仮定すれば、45尾辺りが決勝進出ラインになるのではと、私は考えています。
いかにして数も釣りながら、アベレージサイズをひと回り上げるかが、セミファイナル突破の鍵となりますが、そんな釣り方はあるのだろうか…。
出船前に、そのような話を船長としていると、何とも耳寄りな情報をいただきました。
数日前に、電動リールの早巻きで釣っていた方が、ほかの方に比べて、アベレージが明らかによかったとのこと。
実は、この電動早巻き釣法は、十数年前に私もよくやっていた釣り方で、今思えば確かに釣れる魚がひと回り大きかったのを覚えています。 もしかすると、この釣り方が突破口となるのでは!! と思い、今回試してみたのですが、結果、釣れたタチウオの7割以上が80cm超えという、驚愕の結果を叩きだしました。
詳しい巻きスピードはセミファイナル前ということもあるのと、この日たまたまよかった可能性があるので、現時点では公表を控えます。
ただ、同行した釣りガール・のんたも同釣法で良型タチウオを手にしていたことを考えると、やはり釣り分けが可能だと感じました。
11月にかけて、タチウオがもう少し成長することを考えると、どちらのスタイルで挑むべきか、今後の釣行で煮詰めていこうと思います。
ヨッシー的タチウオの食し方
持ち帰ったタチウオは、我が家では肛門までのお腹側は塩焼きや煮付け、尾っぽ側はお刺し身や炙りにして、美味しくいただいています。
塩焼きや煮付けの場合、背ビレ側両面に2cmほど切り込みを入れて、背ビレを包丁で押さえながら身の方を引っ張ると、背ビレ側の太くて長い骨が簡単に抜けるので、非常に食べやすくなります。
また、炙りを作る際には、氷水の入った袋を炙ったタチウオに押し当てると、反り返った身も真っすぐになり、粗熱も取ることが可能です。