激戦を勝ち抜いた90人のセミファイナリストによる熱き戦いが、和歌山・加太を舞台に開催。「大阪湾タチウオKINGバトル」セミファイナルREPORT

11月5日、和歌山・加太の三邦丸で「大阪湾タチウオKINGバトル2023セミファイナル」が開催されました。

予選期間は9月から10月末までの2カ月、兵庫、大阪、和歌山の釣船22軒で、合計91回の予選が開催され、準決勝進出を決めた選手が加太に集まりました。

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予選は、従来通りのレギュレーションで、釣った尾数の多い人が勝ち抜け。セミファイナルとファイナルでは、昨年よりサイズ制限を設定(2022年は全長80cm以上のみカウント)。今年はサイズ制限を「肛門前長26cm」とし、選手それぞれが、どのような展開で臨むのか、注目が集まりました。

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競技時間は、検量時間を考慮して約3時間。抽選で釣座を決定した選手たちは、それぞれの船に乗り込み、出船の時を待ちました。

三邦丸の4隻に90人の選手を乗せて、まだ暗い5時半頃に出船。ゆっくりとしたスピードでポイントの洲本沖に到着したのは、6時頃。仕かけチェックを済ませた後、4隻同時に試合開始となりました。

記者が乗船した、あおさんぽうの試合風景

水深は85m。記者が乗船したあおさんぽうでは、朝一番はすぐに竿が曲がる高活性状態。ただし、幅指3本に満たないサイズも多く、それでもとにかくスタートダッシュをかけて、各選手たちは黙々と釣っていきました。

しかし30分ほど経過すると、アタリが止まりだしました。タチウオの反応も底付近から10mと浮き始めた模様で、アタリのタナを探す選手たち。テンヤを回収してエサを巻きかえたり、テンヤカラーを変更したりと、試行錯誤していました。

中でも左舷胴の間の小林選手は、胴調子のロッドで大きめのアクションを加えつつ、コンスタントにアタリを取っていき、数を重ねていました。

流れがかわったのは、納竿1時間前。流し直しで水深100mのポイントに入り、再び高活性状態に。そんな中、左舷ミヨシ近くの金森聡選手は、緻密に釣り上げていくなど、各選手ともにラストスパート。

検量の様子

9時半、競技終了。検量が開始され、スタッフが26cmのスケールを使用して、検量対象と対象外のタチウオを分けていきました。各自が釣った総数は1人30ー50尾といったところでしたが、肛門前長26cmのボーダーラインは、あおさんぽうでは6尾。

結果、1位は金森氏11尾、2位は小林氏8尾、7尾で同数3位に中本氏と荊木氏、5位は毛利洋子さん6尾。この5人がファイナルへの切符を手に入れました。

5位に入賞し勝ち抜けした、毛利洋子さん

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