第7回阿南カワハギ大会
カワハギの魚影が濃い、徳島・阿南沖。
ここでは、阿南の水天丸、清和丸が主催して、「阿南カワハギ大会」と言う、船カワハギの大会を行っている。
予約があっと言うに埋まる、今回で7回目を迎えた同大会。そんな人気の大会に潜入してきた。

▲当日の参加者
朝、6時半から受付がスタートし、乗船する船がクジ引きで決められた後、開会式を行い、ルール説明がされる。
この大会では、3尾総重量で順位が決められる。いかに大型のカワハギを釣るかを、参加者は試行錯誤して大会に臨んでいる。またベテランでなくとも、入賞する可能性が高いのも、この大会の面白いところ。
それぞれ参加者が乗船したら出船。
記者は、水天丸へと乗船した。およそ30分ほどの航程でポイントへと到着し、船長の合図でスタートフィッシング。
朝イチは食いが渋く、テクニカルな状況
この日は、ここ数日に比べて水温が少し下がったようで、アタリがほとんどでないような状況。
しかし、しばらくして日も高くなった頃からポツポツながら、アタりだした。
10時頃まではよい人でも、2ケタに届くかどうかだった。
昼前から活性が上がり、続々とヒット!
しかし、昼前から活性が上がり、ダブルでキャッチする人も。
そして、13時の納竿には40尾を超える釣果の人もいて、阿南沖のポテンシャルの高さを感じた。
帰港後は検量。
大盛り上がりで検量が進む中、女性アングラーが出したカワハギを見ると、ひと回り大きい。
もしかして、と思い、声を掛けた記者の予想通り、最大28cmを釣り上げた平井さんが優勝を手にした。

▲優勝した平井さん

▲優勝賞品「阿波牛」の引換券を渡す、水天丸の横手船長と優勝の平井さん
優勝者の賞品は、何と徳島県の特産である「阿波牛」。高級特産物と優勝を手にした平井さんは、終始、満面の笑顔だった。
3尾の合計重量905gで優勝!
この大会のルールは、3尾総重量で優勝者を決める。そのため、いかに大きなカワハギを釣るかが勝負を分けるカギとなる。
大会参加者はそれぞれ試行錯誤して、大型のカワハギを狙っていた。
この日は20~23cm級がメインだったが、その中で優勝を決めたのは、28cmのカワハギを頭に良型を3尾揃えた、女性アングラーの平井さんだった。
平井さんは前半は厳しかったそうだが、後半に数を伸ばした。優勝を決めた1尾は、最後の方にアタリがあっても即合わせをせずに、カワハギに焦らせて釣ることで、ヒットに持ち込んだそうだ。
大会結果
優勝 平井さん 905g
2位 松尾氏 875g
3位 松原氏 871g

▲優勝した平井さん(中央)、2位の松尾氏(右)、3位の松原氏(左)
協賛メーカー(順不同)
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水天丸、清和丸では、カワハギの資源を守るため、例年シーズンを5月末までと定めている。
また資源保護の観点から、大会のルールも数釣りではなく3尾総重量と定めている。