先日、ダイワスタッフの菊池雄一氏にお誘いいただき、アマダイ釣りに行ってきました。

▲写真は今回のターゲット「シロアマダイ」
天ビンズボでアマダイを狙う
アマダイはルアーで狙ったことはあるものの、エサ釣りで狙うのは初めてでした。あらかじめ、必要な仕かけ、エサ、タックルを教えていただき、初めて見る仕かけにワクワクしながら、準備をしました。
エサで狙うアマダイ釣りは、砂泥地を60号のオモリで底を小突き、砂煙を上げた中に、天ビンと言う仕かけで底を這わせるようにします。
エサの青イソメやオキアミを付け、約2mの2本針仕かけを漂わせる、というものでした。
釣果を上げるには底をキープすることが大切
「縄張り意識の強いアマダイは、巣穴から極近くで捕食をするため、しっかり底をキープすることが重要。
釣り方は、オモリを落としてヌゥンと沈んだ後、数回小突き、底から1m辺りまで糸を巻き上げて、キープ。反応がなければ、ゆっくり竿を上げ下げして、誘いを入れる」。
これらのことを菊池氏が出演されている動画で予習をして、当日に挑みました。
今回行ったのは和歌山県田辺沖
3月上旬、長雨が続く中、当日は春の訪れを感じるほどの快晴で、風もなく凪そのものでした。和歌山・田辺の貴丸にお世話になり、出船後2時間はアタリもなく、のどかな雰囲気に包まれていましたが、ガツンと突然の強いアタリに目が覚めました。
そのまま竿をゆっくり上げて合わせて、しっかり針に掛っていることを確認すると、電動リールのジョグを思いっ切り上げたい気持ちをグッと堪えて、中速で巻き上げていきます(あまり速く巻くと、身切れするそうです)。
何度か強い引き込みがあり、愛らしい桜色のシロアマダイが姿を見せてくれました。

▲シロアマダイを釣り上げた筆者
その後、潮止まりのタイミングではアタリが止まったものの、動き出すと、また船中でもポツポツと釣れだしていました。最終、私は2尾釣ることができました。
帰港後、貴丸の女将さんにシロアマダイの食べ方を教えていただきました。まず、塩でヌメリを取って内臓を処理し、4日間熟成させた後、ひいた皮は素揚げに、身はお刺し身に、頭と中骨は出汁を取って、お茶碗1杯のお味噌汁にするとのことです。
女将さんに教えていただいた通り、すぐに食べたい気持ちを4日間我慢して、シロアマダイのフルコースを堪能しました。
また釣りたいと思う美味しい魚に出合えた時が、釣りで幸せを感じる瞬間だと思います。