手軽に楽しめる「スロージギング」
ルアー釣りの中で人気が高い「ジギング」。
ハードな釣りと思っている人も多いが、体力に自信がない方でも楽しめるのが「スロージギング」と呼ばれる、根魚をメインターゲットにした釣りだ。

▲マハタをキャッチした、フィッシングチームGACHIの安藤氏。ジグはウロコジグで釣り上げた
今回は多彩な根魚が狙える、和歌山・浦神沖の五目ジギングをお届けしたい。
魚影バツグンな和歌山・浦神沖
大雨の影響で水潮がきつく、また南風の影響でウネリも2㍍ほど。これは厳しい状況になるかと思っていた。しかし、よい意味で期待を裏切られた1日となった今回の取材。
5月29日、たいし丸は浦神漁港を4時半に出船した。

▲ジギングをメインに多彩な釣りを楽しませてくれる、浦神漁港のたいし丸
ポイントまでは、およそ30分ほどの航程。ポイントに着くと、船長の合図で釣りをスタート。
シャクリ始めてすぐに、ガツンとアタリがあり、フッキング。
スタート直後はアカチビキで賑わう
根魚ではなさそうだが、小気味のよい引きでアカチビキが上がった。群れに当たったのか、アカチビキが次々とヒットして、船内が活気付く。
そこから、アヤメカサゴやウッカリカサゴ、オニカサゴ、マダイなどが上がった。
強烈なアタリでメジロ、マハタをゲット
しばらく経った頃に、ウロコスタッフの川端氏に大きなアタリがきた。
強烈な引き込みだったが、根魚ではなさそうで、丁寧にやり取りしてタモに入ったのは、肥えたメジロだった。

▲肥えたメジロを圧巻の腕前で、見事にキャッチしたウロコスタッフの川端氏
さらに、安藤氏にもガツンという強烈なアタリ。何度かドラグが滑りながら、上がってきたのはグッドサイズのマハタだった。
水潮の影響で渋い状況だったものの、船長の見事なポイント選定とアングラーの腕が交わり、根魚を中心に多彩な魚をキャッチすることができた。
ジギングはハードな釣りと思っている方もいるかもしれないが、意外にこの釣りは手軽だと感じた。
これを機に、美味な魚を釣りにジギングを始めてみてはいかがだろうか?
五目ジギングの魅力
五目ジギング最大の魅力は、美味しい魚が魚種多彩に釣れること。マハタにオオモンハタ、ホウキハタをはじめ、アカチビキなど、旬の美味しい魚が期待できる。
夏はマハタやオオモンハタが旬を迎えて美味しくなるほか、秋になるとカンパチやシオなどの美味な青物が期待できるぞ。
いろいろな魚の食味を味わいたい人には、打ってつけの釣りだ。
「旬彩酒肴ほたる」
マハタとアカチビキの刺し身。マハタは脂が乗ってとても美味だったらしい。今回、特別に魚を捌いてくれたのは、大阪市内の「旬彩酒肴ほたる」。

▲オオモンハタの煮付け

▲マハタとアカチビキの刺し身
「旬彩酒肴ほたる」では、魚を中心に多彩な美味しい料理をいただくことができる。
・最寄り駅
大阪メトロ 千林大宮駅
・住所
大阪府大阪市旭区中宮2丁目16-11
TEL:06・7220・4535