【今年のイカメタルはどうでしょう?】お土産確保のために、バチコンアジングとの二刀流が安心かも

寄稿:nomi

nomi(ノミ) プロフィール

釣場速報本紙でお馴染みの、釣りに対するさまざまな疑問を解決する実験的な試行も試しているマルチアングラー。OCTOPLASHERなど数々のバンドでギタリストとしギターを日々弾きマクリ。山豊テグスフィールドスタッフ。

今年のイカメタルはどうでしょう?

毎年、多くの方が楽しみにしているイカメタル。

今年の様子を伺いに、6月6日という少し早いかな? と言う時期に釣行してきた。

状況は雲行き怪しそう

場所は、兵庫県香住の第二福祥丸。前予想では、かなり厳しい様子で、「お土産のアジ釣りの用意もしてきてください! 」とのアナウンス。

天気もよく、釣りをするにはよいコンディションであったが、イカのご機嫌はイカに!ほんの数年前だと、メインターゲットのケンサキイカよりスルメイカがよくヒットする時期だったのだが、年々シーズンインが早くなっているように思う。

しかし、今年の春の気候はどうも例年よりも気温が低い印象で、水温も上がりきっていない様子。前日の釣果を聞くと、やはりと言うか、「船中でも10パイちょい」という状況だったらしい。半ば、イカは諦めムードで、バチコンでアジでも狙おうという気持ちで乗船。

明るいうちはオモリグでボトム中心に探っていくと、今年初のよい感じのアタリがでて、早々に本命のケンサキイカをゲット。

まぁ、サイズは大剣までとはいかないが、十分満足なサイズであった。船中でもポツリポツリとヒットしているようだ。

日が落ち、船の灯りが付き始めてからが、いざ本番。しかし、なかなかアタリがない。そうこうしている間に、周りでよい型のアジを釣り上げている様子を目撃してしまう。

こうなると、どうも気持ちがアジにいってしまい、バチコンの仕かけを落としてみる。

仕かけは、「逆ダン」と呼ばれるダウンショット仕かけで、ワームは信頼のイービーズ。ボトムから3~5m辺りに入れると、気持ちよいほどにアタってくる。

レンジさえ合っていれば、常にアタリがでるような高活性。

逆ダンは、ネチネチと誘うのには非常に有利なのだが、フッキングが乱れがちで、上アゴにフッキングしないことが多い。

ちょっと釣りがイージーな感じであったのもあり、和歌山のバチコンで使用していた天ビン仕かけに変更した。天ビン付きの中オモリの釣り方である。

こちらは逆ダンとは違い、オカッパリの巻きの釣りに近いイメージで誘ってくる。やはり、アジの数が半端ないのか、こちらでもヒット連発していく。

天ビン仕かけの方はフッキングがよく、上アゴにフッキングしやすい印象で、バラシが少ない。そのかわり、アタリがかなり繊細になり、テクニカルで楽しめる部分もある。

今回のノミラボ実験結果は、「ちょっとイカメタルには早かったかな? という印象」であった。

今年の初物であるケンサキイカの姿は無事見れたのだが、やはり周りでアジをボコボコ釣られてしまうと、バチコンをやってしまう。

結果としては、ほぼバチコンをやっていた感じだが、これだけ良型がバンバン釣れるなら十分楽しめる。

現在は、各地でケンサキイカは上り調子なので、これからに期待という感じか。

しかし、バチコンの仕かけも用意していると、気分転換やお土産確保などで楽しめる。イカメタルと同じタックルでいけるので、仕かけだけでも忍ばせておくのがよいかもしれない。

この実験で今日もギターが冴えるぜ! ギュイ〜ん♪ 誰かがやらねば…。
(※実験結果は、私の主観で判断しているため、必ずしも皆が同じ感想を持つとは限りません。)

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