使っている人も多いのではないでしょうか。シマノのティップラン専用ロッド「セフィア エクスチューン ティップエギング」。
ブランクスの基本性能の高さや、こだわり抜かれた穂先にガイド、グリップ。車で例えるとするならば、誰もが乗りやすく、公道では最強のスポーツカーのようなロッド。
さて、そんな「セフィア エクスチューン ティップエギング」に“バーチカルティップエギング対応モデル”が、2024年新たにラインナップされました!
セフィア エクスチューン ティップエギング
【S510ML+-S】が追加
それが【S510ML+-S】という番手。
“バーチカルティップエギング”は、近年新たなアプローチとして注目されている釣り。
通常、ドテラ流しで狙いますが、バーチカルティップエギングは船を立てて流す釣り。なので、真下付近を攻めることができ、着底も分かりやすく深場を攻めることができる…と、言うもの。
釣りそのものが少し違うため、ロッドも特化したモノがあるともっと釣りやすく、もっと釣れるようになる。そこで、バーチカルティップエギングを意識し、専用性を磨き上げたロッドが「セフィアエクスチューン ティップエギング」の【S510ML+-S】。

富所 潤
セフィア エクスチューン S510ML+-Sは、シマノ初のバーチカルティップエギングを強く意識して開発されたロッドです。バーチカルティップエギングは船を立てた(舳先を潮上や風上に向けた)状態で行い、ラインが垂直方向に落ちるから両舷に釣り人が並んで楽しめる。ここがドテラ流しでやる通常のティップエギングとの違いで、船の移動が少ないから着底がわかりやすく、深場が攻めやすいというメリットもあります。
現状は、船を立てて釣るエギの中オモリ(シャクリ)船に同船させてもらい竿を出しますが、今後、関東や関西をはじめ全国的にみても同船可能な船が増えつつあり、バーチカルティップエギングが拡がりをみせています。
釣り方も通常のティップエギングとは違い、エギを真下付近に落とすのでジギングのようなシャクリをします。そのためR調子の軟らかいロッドを使うとシャクリで曲がりすぎてしまい、エギがしっかり動きません。逆にラインが真っ直ぐ立っているため、ロッドをちょっと動かすだけでエギも動きます。ティップの張りが強すぎるとステイ中にエギの頭が上下するイカが一番嫌がる姿勢になりやすいです。
このシャクリに必要な硬さと、ステイ中に欠かせないしなやかさを絶妙に調整し、バーチカルティップエギング対応に設計されたのがS510ML+-Sです。実際に使ってみると、シャクリで胴まで入り込むことはなく、ショートレングスでもステイ中にエギを安定させにくいという感じもないです。柔軟なソリッドティップのタフテック∞が良い仕事をします。非常に矛盾した話になりますが、シャクるときはしっかりとエギを動かせる強さ。アタリをとるときはエギの安定感を引き出すしなやかさを併せ持ちます。例えるならR調子とF調子を足して二で割ったような感じで、シマノのティップエギングロッドにはなかったタイプのロッドに仕上げられています。
もちろんエクスチューンの軽さ、強さ、バランスの良さ、高感度などの特性は従来のまま。“使いやすさ”もエクスチューンシリーズの大きな特徴で、この部分もS510ML+-Sにしっかり落とし込まれています。
出典:シマノ
品番 | 全長(ft.) | 全長(m) | 継ぎ方式 | 継数(本) | 仕舞寸法(cm) | 自重(g) | 先径(mm) | エギウェイト(g) | 適合ラインPE(号) | グリップタイプ | リールシート位置(mm) | リールシートタイプ | カーボン含有率(%) | 本体価格(税別) |
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S510ML+-S | 5’10” | 1.78 | グリップジョイント | 3 | 106.1 | 82 | 0.9 | MAX 80 | 0.4-1 | カーボンモノコック | 292 | DOWNLOCK | 98.1 | 54,600円 |
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