大会王者が「24サーベルマスター エクスチューン テンヤ」を発売前に大阪湾でインプレッション! セレクト術も公開

テンヤタチウオのメッカ大阪湾。熱狂的なタチウオマニアも多いからこそ、気になってる方が多いのではないでしょうか?

そう! 2024年、シマノから満を持して発売される「サーベルマスター エクスチューン テンヤ」が!

前作に引き続き、非常にレーシーな仕様となっていて、数を釣りたい一般アングラーはモチロン、競技志向なアングラーにはぶっ刺さりなロッド。

そんな「サーベルマスター エクスチューン テンヤ」を、大阪湾タチウオKINGバトル10代目王者であり、シマノモニターの樋口 輝氏が発売前に大阪湾で実釣インプレッション!

樋口 輝(ひぐち ひかる) プロフィール

樋口 輝 Hikaru Higuchi 2022大阪湾タチウオKINGバトル優勝者。テンヤタチウオはもちろん、ゲーム性の高い釣りはオールジャンル楽しむアングラー。テンヤタチウオで得意なスタイルは即掛け

取材当日は8月中旬で産卵が絡み、非常にテクニカルな状況。この状況で、「サーベルマスター エクスチューン テンヤ」はどう活躍するのか?

全3モデルとも“競技に向いている”

樋口氏「まず、『サーベルマスター エクスチューン テンヤ』は、【82M/MH178】【82H172】【91H164】の3機種でラインナップされています。そして、どのロッドも競技に非常に向いています。では、1機種ずつ、僕の使い分けについて解説していきますね」

状況判断には【82M/MH178】を使う

樋口氏「僕が第1投目で使用することが多いのが【82M/MH178】です。このロッドは穂先がMで柔軟でありながら、バット部分はMHという少し変わったアイテムです。この穂先の柔軟さが、タチウオのモタレ(初期アタリ)を明確に伝えてくれるので、どのタナにタチウオがいるのかをサーチするのに向いているんです。

だからと言って、竿全体が軟らかいワケではないのでテンヤもしっかり操作できる。そして掛けられる。非常に使いやすいロッドでもあるので、僕のトーナメントシーンでも欠かせない1本になりそうです。」

今回の実釣でも、樋口氏はほとんど【82M/MH178】を使用していました。朝イチの高活性時~テクニカルな状況でも万能に使っていけるロッドなのでしょう。

【82H172】は攻撃的に誘いたい時に使用する

樋口氏「【82H172】は8:2調子とありますが、使用感は9:1に感じるほどハリがあります。なので、積極的に誘ってアタリを出していきたい時に使うことが多いですね。キビキビとテンヤを動かして初期アタリを出して、掛けていく。トーナメントシーンでもど真ん中な1本だと感じています。」

高活性時の魚をテンポよく獲る時には【91H164】

樋口氏「【91H164】は【82H172】よりも高活性の魚を即掛けしていく時に使います。使用感は【82H172】と使い方が似通っている点もあるので、明確な使い分けがあるというよりも個人的な好みで使い分けた方がイイかもしれません。

即掛け、バイブレーションにも最適なので、ガンガン誘ってビシッ!と掛けたいアングラーはこのロッドがオススメです。最もレーシング仕様なアイテムとも言えますね」

フォースマスター600とのマッチングについて質問してみた

「サーベルマスター リミテッド」にも採用されていた“Xシート テクニカルガングリップ”が採用され、「フォースマスター600」とのマッチングが劇的によくなったのは知っているのですが、大阪湾、ひいてはトーナメントで…となると、少しオーバースペックに感じるのですが、どう考えていますか?

樋口氏「最初は僕もそう思っていました! 糸巻量も少し多いですし、小型化されたとは言え、重量感も少し感じる。でもそれを補っても余るほど、トーナメントシーンで活躍する要素が『フォースマスター600』にはあるんです。

それが“手返しのよさ”!

もっと言うと、フォール速度と巻き上げ速度の高さが非常に優秀なので、スピーディに1尾、もう1尾…と数を追っていけるんです。フォール速度の向上には“ファイアマッハシステム”が役立っていてます、スプールに高回転ベアリングが搭載されたことでフォール速度が半端ない。狙ったタナまで一直線で落ちますし、600のパワーで巻き上げられる。この強みは今年の大阪湾タチウオで火が吹くのでは…? と競技者の間でも話題になっています。

大会に参加してみたい人に使って欲しいロッド

樋口氏曰く、「サーベルマスター エクスチューン テンヤ」は、大阪湾に非常にマッチした一振りで、競技に興味がある人にぜひ使って欲しい! なロッドに仕上がっているようです!

今年も開催予定の大阪湾タチウオKINGバトル。ぜひ、今年こそ参加してみたい、もしくはよい結果を出したい! と思っている人はぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか?

実釣の様子は後日、YouTubeチャンネル「釣場速報(つりそく)」にアップ予定なのでお楽しみに。

シマノ(Shimano)

1921年創業。1970年に「レジャーを通して人々の健康に寄与する 」という企業哲学のもと、釣具事業部が発足。リール、ロッド、ルアー、用品などクオリティの高いアイテムの開発、製造、販売までを行い、釣具の総合ブランドとして、国内外問わず多くのファンを抱えている。独自の技術も数多く、世界に誇るジャパンクオリティを提供し続けている。

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