【秋に楽しみたい釣り】食欲の秋にピッタリ! 美味しい紅葉ダイやアジ、サバが狙える、魅惑の”加太のギジエ釣り”

寄稿:つりそく船釣りクラブ 十川敬夫

今年の夏は例年になく暑い日が続きましたが、秋分の日を過ぎるとすっかり秋めき、朝夕には涼しさを感じる季節となりました。

この時期になると楽しみにしているのが、加太のビニールマダイ釣りです。

秋の紅葉ダイ

秋の加太のタイは「紅葉ダイ」と呼ばれ、脂が乗って実に美味しいです。そんなタイを求めて、10月初旬の大潮に的を絞り、谷口丸へ行ってきました。

▲加太の谷口丸

船は5時半過ぎに離岸し、沖に出ると、ナカト北側のオコセ付近に大船団が出来ていました。大船団ができる場所は魚影が濃く、仕かけを下ろせば必ずアタリがありますが、多くの船が魚探を使用するため、魚がスレるのも早い傾向があります。

漁師ならではのポイント選定をしてくれる谷口丸

いつも通り、谷口船長は大船団には加わらず、ゆっくりと釣りを楽しめる竿抜けポイントを探して流してくれます。ただ釣果を求めるのではなく、魚釣りそのものを楽しむことができるのが、谷口丸に通い続ける理由です。

探検丸の魚群探知機には、中層と底付近に2つの反応が見られましたが、底付近には小さなタチウオがいるようで、下の針はビニールを半分にかじられたり、針ごと切られたりしました。

▲船宿で配られる加太のギジエ仕かけ

そこで、仕かけを底まで落とさずに、中層の反応に向かって仕かけを通します。朝一番は潮もよく効いていたので、ゆっくりとリールを巻くと、すぐにマダイ、大アジ、大サバが入れ食い状態で掛かりました。

▲つりそく船釣りクラブの十川氏が釣り上げたマダイ

潮止まりを迎えると、反応は引き続き中層にありましたが、ギジエには反応がなくなりました。しかし、巻く速度を速くしたり、誘いを入れることで、その後も釣り続けることができました。自宅で食べるには十分な数が釣れたので、9時半に早上がりしてもらいました。

マダイ、アジ、サバが釣れて好釣果でした

今秋の加太は魚影が非常に濃く、よく釣れます。12月になると少し水温が下がり始め、1月にはタイが底付近に定位するようになります。

冬の渋くなったタイをじっくり食わせる釣りも面白いですが、おそらく11月下旬くらいまでは、中層に浮いたマダイが簡単に釣れるでしょう。

加太の釣りは少し敷居が高く感じるかもしれませんが、この釣りやすい時期に、ぜひ挑戦していただきたいものです。

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