愛くるしい見た目とは裏腹に、一度ヒットすれば水面まで強烈な引きを見せる、メダイ。
体表のヌルが嫌われることもありますが、食べれば絶品の高級魚です。
また、メダイは「大きくなればなるほど、脂が乗って美味い」と言われ、大型の価値は寒ブリと同等かそれ以上。
その大型がコンスタントに釣れているオススメの釣り場があるんです。
それが、京都府網野沖。
メダイのポイント激近! 京都・網野沖
若狭湾付近のメダイ釣り場と言えば、浦島グリや玄達などが有名ですが、ポイントはかなり沖合の所が多く、冬場はなかなか出船できないのが難点。
ですが、網野沖ならポイントまでは、港からたったの15分ほど。極近なんです。
網野・浅茂川漁港の丸田丸では、シケの合い間に出船し、両日ともにシケの影響で短時間ではあったものの、大型メダイが釣れています。
それがこちら↓

▲12月20日

▲12月21日
どちらのメダイも80cm級とビッグ。引き味も強烈です。
両日ともに1人の釣り人で出船し、釣り上げたのはともに1尾でしたが、バラシは2度ほどあったようです。
網野沖でのメダイの釣り方
このメダイ、釣り方はビギナーでも手順さえ覚えておけば簡単なモノ。基本は置き竿なので、パワーのある電動リールを使えば女性や年配の方でも十分に釣り上げることができます。
丸田丸での仕かけは、天ビンズボ釣りでハリス14号の2本針。全長は5~6mほどと短めで、比較的扱いやすいのも魅力。バラシを減らすために2mm1mのクッションゴムを天ビンの上下に付けています。針は伊勢尼14、15号かヒラマサ針13、14号が目安で、エサはオキアミを抱き合わせ、または3匹刺しなどで狙います。
釣り方は、船長の指示ダナより仕かけの長さ分深く下ろし、すぐに巻き上げてタナの少し手前からマキエを出してタナにセット。数分待ってアタらなければ、竿を起こして、戻す誘いを入れると、アピールになります。
これを2、3回してアタらなければ、手返し。マキエが効き始めるまでは、この間隔を多少詰めて行うと、よりよいそうです。
アタリは明確で、竿が海面に舞い込むので、そこで竿を起こすように合わせてから電動のスイッチをオン。やり取りは竿受けに置いたままでも大丈夫です。この時、ドラグ調整だけはしっかりとしておきましょう。丸田丸の船長によると、ドラグは力強く引っ張った時にズルっと出るぐらいでよいそうです。
ポイントの水深は87、88mほどで、最近のタナは70~75mでヒットが続いているとのこと。エサ取りの具合で上下はするようですが、船長の指示ダナ付近を狙えば間違いなさそうです。
網野沖ではメダイは10月頃から翌春の5月頃まで狙えるそうで、サイズは小さくても60cm以上、アベレージは80cm超が主体で晩秋から冬場が型、数ともに最もよい季節だとか。
数も1人で5、6尾釣れる日もあるそうです。さらに、現在はブリやメジロなどの青物も上がっており、ゲストでまじることも。
冬場の日本海は波が高い日も多く出船日が限られますが、出れた日の釣果は凄まじいものがあります。
この冬はポイントが近い網野沖で、ジャンボで美味なメダイを狙ってみてはいかがですか。