冬のマダイは脂が乗って美味しい! 加太のギジエ釣りで64cmの良型マダイをキャッチ!
美味しいマダイが釣れる
加太のサビキマダイ
加太の高仕かけは、仕かけが10m以上と長く、時合も短いことから、「冬のサビキマダイはハードルが高い」 というイメージがありました。
釣りを始めた頃は、「冬の釣りなんて寒いし、クレイジーだ!」と思っていましたが、1度冬のマダイを食べてみたら、その美味しさの虜に……。

▲加太のマダイは身が締まっていて、とても美味です
1月上旬、船釣りクラブの先輩に同行していただき、「運試し♪」のつもりで、ビニールマダイのサビキマダイに挑戦しました。

▲加太の谷口丸
この日は潮が速いため、時合は10時頃の1時間が勝負、と事前に教えてもらい心の準備を整えます。普段は船長仕かけを使いますが、この日は自作仕かけに挑戦。投入から取り込みまでの一連の作業を確認しながら、先輩に自作仕かけをチェックしてもらいました。
何となく感覚がつかめてきたところで、先輩から「あと2、3流ししたら時合が来るから、しっかり!」と声を掛けられ、緊張感が高まります。そのタイミングで気付いたのが…何と、竿に糸を通す際に、1回転ねじれた状態でガイドを通してしまっていたこと!
あらら…。昨日の夜、急いでいたせいでミスしてしまったのか。直すには糸を切るしかない……。どうしようかと考えていると、今度は根掛かり。結果、自作仕かけは2本目の針からすべて切れてなくなってしまいました。
「あと1、2流しで短い時合が来る! 逃したら…」と、気持ちばかりが焦ります。自作仕かけの予備はあるものの、ヨレを取ってビニールを取り付け、オモリを付けて投入…。私の手では、スピーディに準備できそうにありません。「時合を逃してしまう……」
そこで、準備してくださっていた船長仕かけを使わせていただくことに。モタモタしている私の竿に仕かけをセットし、投入を手伝っていただき、何とか時合に間に合いました。
60cmオーバーの良型マダイが登場
底に落として1m上げたところで、ドンッ! とアタリが。スプールを押さえて1度重みを確認し、そこから楽しい巻き巻きタイム♪
ドラグが緩めだったため、時々糸を引き出され焦りましたが、「ゆっくりでエエよ!」と船長のありがたい言葉。心の中で「バレないで~♪」と唱えながら、楽しく巻き上げることができました。
上がってきたのは64cmの良型マダイ。まさしく「釣らせていただいた」1尾ですが、新年早々、素晴らしい体験をさせていただきました。

▲良型マダイを釣り上げた筆者
これからの加太のマダイは、冬ならではの難しい釣りになりますが、脂が乗って味は最高♪
ぜひ、優しい船長さんのいる船「谷口丸」で狙ってみてください。
