高級魚トラフグを確実に仕留めたい。そんなアングラーの熱い想いから生まれた、ダイワ初のトラフグ専用ロッド「メタリアトラフグ」。ジャンボ級の引きにもしっかり対応しながら、高感度と操作性を両立するその魅力に迫ります。
トラフグ釣りには、これまでカットウフグ竿やカワハギ竿、テンヤタチウオ竿などが流用されることが多いのですが、いずれも最適とは言えません。
たとえば、カットウフグ竿は全長・バットともに短い設計で、大型のトラフグと渡り合う際にパワー不足が顕著。また、カワハギ竿は感度に優れつつも、やはりバットの短さゆえにファイト時の安定感に欠けます。テンヤタチウオ竿はパワー・感度ともに近いものの、グリップが長く、上下の操作をしやすい両手持ちスタイルで誘う際には邪魔になる場合がありました。
そんな「あと一歩」を埋めるために誕生したのが、トラフグ専用設計を施したダイワの「メタリアトラフグ」です。

出典:ダイワ
アイテム | 全長(m) | 継数 | 仕舞寸法(cm) | 標準自重(g) | 先径/元径(mm) | 錘負荷(号) | カーボン含有率(%) | 適合クランプサイズ | メーカー希望本体価格(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メタリアトラフグ 192 | 1.92 | 2 | 101 | 106 | 0.8/9.8 | 15~100 | 90 | SSS | 45,500 |
「メタリアトラフグ」で解決する、こだわりの4大ポイント
本作「メタリアトラフグ」は、トラフグ専用としては初となるメーカー品。硬いトラフグの口を貫通させるだけのパワーと、ジャンボ級でも余裕を持って受け止める強靱なバット力を両立した7:3調子が最大の特長です。7の部分はアワセ時やファイト時にしっかり粘り、3の部分は25~30号の錘負荷でアタリが取りやすく、食い込みを高めるしなやかさを持っています。

192:ファイト想定時
トラフグ釣りでは、シーズン初期に宙層を幅広く探るケースや、最盛期には底付近で狙うケースなど、誘いの幅が広がります。全長が短すぎると上下に探るストロークが足りず、長すぎると操作が重くアワセも遅れがち。そこで導き出されたのが192cmという絶妙なレングスです。
トラフグ釣りで多用される持ち方は、主に2パターン。ファイト時に安定感を得やすい脇ばさみスタイルと、上下に幅広く誘いをかけられる両手持ちスタイルです。メタリアトラフグでは、どちらにも違和感なく移行できるバットレングスを採用することで、誘いからファイトまで快適な操作を実現しました。
メタルトップはカーボンソリッドよりもしなやかでありながら、振動を増幅する性質を持つため、目感度・手感度を大幅に高めてくれます。口にハリがかかった瞬間を捉えやすく、トラフグ特有の繊細なアタリも逃しません。また、折れにくい強度も併せ持つため、不意の巻き込みなどアクシデントにも強い仕様となっています。
AGSガイド採用の理由とメリット
「メタリアトラフグ」の穂先部には、硬度が高く、感度を損なわないカーボンフレームAGSガイドを採用。ガイドには食い込み性能は不要で、むしろ硬い素材ほど振動をダイレクトに手元へ伝えます。よって、しなやかなメタルトップとの組み合わせにより高い感度を実現し、穂先部分の軽量化も実感できるのが特徴です。
汎用性を高める設計思想:錘負荷100号まで対応

192:30号オモリ負荷時曲がり
「トラフグ専用ロッド」として打ち出しながらも、ほかの船釣りへ応用できる汎用性も確保しました。錘負荷は100号まで対応しており、乗せ系テンヤタチウオ、アマダイ、エギタコ、さらにはコマセ釣りなどにも流用できます。持ち運びに便利なセンターカット2ピース仕様で、電車釣行にも配慮されている点も魅力です。さらに、自重は106gと軽量化を追求しており、一日中手持ちスタイルでも疲れを軽減できるのが大きなメリットです。
トラフグ釣りで多用されてきた他魚種用ロッドでは埋めきれなかった“あと一押し”の部分を、専用設計で見事に解決しているのがメタリアトラフグです。7:3調子が生み出すバットパワーとしなやかな穂先、メタルトップとAGSガイドの組み合わせによる高感度、そして192cmの絶妙なレングスやバットレングスの設計など、トラフグを狙うために徹底的にこだわり抜かれています。
高級魚トラフグの引きを存分に味わいつつ、確実に仕留めたいのなら、「メタリアトラフグ」は必ず期待に応えてくれるはずです。
ダイワ公式「メタリア トラフグ」の詳細ページはこちら
