クーラーボックスを改造して、活かしクーラーとして使えるようになる便利なアイテムです。
ここでは、その加工方法について紹介していきたいと思います。ただし、真空断熱タイプのクーラーボックスには使用できませんので、ご注意ください。
まず、作業に入る前に、注意事項が。
火器を使用するため、手袋を装着、また屋外で作業するようにしてください。
STEP1 開封
まずは、開封。「クーラーゴム栓」には、穴あけ用パイプ、ゴム栓が2つ同梱されています。
このゴム栓、1つは予備用。
まずはパイプを取り出し、次のステップへ。
STEP2 穴を開ける場所にマーキング
開ける場所を間違わないよう、最初にマジックなどで印をつけましょう。
STEP3 パイプを熱処理
次は、穴あけ用パイプをライターやバーナーで熱処理します。
このパイプを使って、熱溶断での穴あけを行います。しっかりと過熱してください。
熱する場所は、先端より3cmほど手元側。パイプを回しながら約30秒ほど焼きます。
火力の弱い、ライターなどの場合、少し長めに加熱するようにしてください。
STEP4 穴を開ける
クーラーボックスを安定した地面の上に置くか、もしくは別の方に支えてもらいます。
そして、マーキングした場所にパイプを押し当て、溶断していきます。垂直に真っ直ぐ差すように押し込み、内部まで貫通させましょう。
STEP5 縁にできたバリを取る
そして、開けた穴の周囲にできたバリを、ナイフなどでキレイに削り取ってください。
STEP6 ゴム栓を取り付ける
続いてゴム栓の装着です。
フタがある方を外側にして、差し込んでいきます。その際、ペンチなどを使用し、外から押し込みながら引っ張ると簡単に差し込むことができます。
ペンチがなければ、釣りで使用するプライヤーなども使用できますが、プライヤーの破損にはお気を付けください。
STEP7 ゴム栓をカット
このままでは、ゴム栓に穴が開いてないためカットする必要があります。
ナイフなどを使用し、内側の余ったゴム栓をカットしてください。
薄い線が入っているところを目安に、それよりフタ側の位置でカットするようにしましょう。
完成
カットが終われば、完成。使わない時は、フタをして、冷気を逃さないようにしておきます。
穴あけの際に、ズレて穴が大きくなったりすると、スキマが空き、保冷力が低下する場合があるので、注意が必要。ここだけは集中してください(笑)。
もし、エアポンプを2台同時に使いたいという方は、予備のゴム栓を活用して2つ目の穴を開けることもできます。その際は、パイプの黒キャップを逆方向に差し替えて使用してください。
作業は安全第一に、軍手を装着して屋外で行いましょう。できれば2人1組で作業してもらえたらと思います。
クーラーゴム栓

出典:第一精工
穴あけ用パイプサイズ | ゴム栓サイズ | セット内容 | 価格(税込) |
φ12x195mm | φ12mm | 穴あけ用パイプ1本、ゴム栓2個 | 880円 |
第一精工公式「クーラーゴム栓」の詳細ページはこちら