釣りは屋外で長時間過ごすため、紫外線を浴び続けるリスクが高いレジャーです。
特に海や湖は水面反射も加わって日差しが強く感じられ、気温が高くない日でも日焼けのダメージを受けやすくなります。そこで本記事では、釣り初心者からベテランまで役立つ日焼け対策を徹底解説。肌の健康を守り、快適に釣りを楽しむためのポイントをまとめました。
日焼け対策グッズを揃えよう
1. 日焼け止めクリーム
SPF30前後・PA+++程度の製品を目安に選び、ウォータープルーフタイプなら汗や海水に流されにくく安心です。塗り直しを怠ると効果が薄れるため、数時間おきにこまめに塗り重ねましょう。スプレータイプやスティックタイプを使えば、手が汚れにくく細かい部分にも塗りやすくなります。

出典:第一精工
2. 長袖ウェアやアームカバー
通気性の高い素材を選べば、真夏でも快適に過ごせます。アームカバーは着脱が容易なので、必要なときだけ腕を保護できるのが便利。ひんやり素材のアームカバーもあるため、日焼け対策と暑さ対策を同時に叶えられます。
3. 帽子・フェイスガード
頭皮や顔を守るためには、つばが広い帽子や首に垂れが付いたタイプがおすすめ。さらに、フェイスガード(バフ)を併用すれば、首まわりや頬へのダメージを最小限に抑えられます。強い風が吹く釣り場でも、耳掛け付きのバフなら外れにくいので安心です。
4. サングラス
紫外線による目のダメージを防ぐだけでなく、水面の反射を抑えてルアーや魚の動きを見やすくしてくれます。UVカット機能を備えた釣り専用モデルなら、長時間装着しても疲れにくい設計のものが多いです。
曇り空でも紫外線はかなり降り注いでいます。うっかり対策を忘れがちな薄曇りや朝夕の時間帯も、日焼け止めや帽子の装着を怠らないようにしましょう。
日焼けを防ぐテクニック
1. 時間帯を工夫する
紫外線が最も強いのは午前10時から午後2時ごろ。この時間帯を避けるだけでも日焼けのリスクを減らせます。早朝や夕まずめのほうが魚の活性も高まることが多く、一石二鳥です。
2. こまめな休憩と水分補給
直射日光を避けられる日陰を見つけたり、タープやパラソルを持ち込んだりして、定期的に休憩を取りましょう。水やスポーツドリンクなどでこまめに水分補給することで、熱中症対策にもなります。海釣り公園や管理釣り場なら屋根付きの休憩所がある場合も多いので、うまく活用してください。
3. 曇りや雨の日でも油断しない
曇っていても紫外線はしっかり地表に届いていますし、水面反射による影響も軽視できません。曇りなら大丈夫という思い込みが、一番危険なので注意してください。
薄曇りで涼しく感じても、紫外線量は晴天時の8割ほどあるといわれます。涼しいからとウェアをまくり上げてしまうと、思わぬ日焼けを招いてしまいます。
釣りは自然を相手に長時間過ごすレジャーだけに、日焼け対策が甘いと肌トラブルや体力の消耗を招きかねません。日焼け止めや帽子などのグッズはもちろん、釣行時間の調整や休憩方法を工夫するだけでも、紫外線ダメージを軽減できます。しっかり対策をとっておけば、釣果アップや快適度アップにもつながり、心身ともに余裕をもって釣りを楽しめるでしょう。「釣り×紫外線ケア」を意識し、健やかな肌で春から夏にかけてのシーズンを満喫してください!