【嗚呼、あってよかった】実録・ピンチを救ってくれた「ピチット」の話

堤防釣りはじめよう特集

釣りに最適な季節。魚を美味しく食べたい

春爛漫。

大型連休、いわゆるGWも近づいてきて「この機会に釣りに出掛けてみよう」という方も多いのでは。

これを読んでくださっている方の中に、この機会に「釣りデビュー」をしてみようなんて方がいるなら、これ幸い。

また、せっかくなら釣った魚を美味しく食べたいと思うもの。あるいは普段購入する魚であっても、美味しく食べたいとの思いは、誰しも共通であるはず。

「ピチット」のすすめ

そこで今回ご紹介したいのは「ピチット」。

出典:オカモト株式会社

ピチットとは何か? すでにご存じの方も多いかと思いますが、オカモト株式会社から販売されるこの「ピチット」は、ホント便利! 簡単におさらいすると、食材を包むだけで水分と生臭みを吸収し、旨みだけを凝縮できるという食品用浸透圧脱水シート。

半透明のピチット。食材を包み、冷蔵庫で保存するだけで食材の生臭み抑え水分を脱水。旨みだけが凝縮される

文字通り、ピチットは食材にピチッと吸着するようにして包むのがポイント

このあたりの詳しい仕組みほか、「ピチット」についての詳細は以下の公式webサイトに!

https://pichit.info/

包むだけで食材のポテンシャルを引き出す

食材の脱水&生臭みを抑え、旨みを凝縮させるピチット。もちろんこれは魚に限った話ではなく、様々な食材にも共通項。

天候に関係なく一夜干し風に

魚に関していえば、例えば「一夜干し」風に釣った魚を簡単に仕上げることができます。ピチットでしっかりと食材(魚)に密着するように包み、冷蔵庫で任意の時間保管するだけ。

△ちなみに、ピチットは脱水力やシートの種類も豊富で、ご自身に合ったピチットを選びやすい。こちらは一夜干しシート

天日でなくてもピチットに包んで冷蔵庫に入れるだけでできちゃう。雨だろうが、天候に関係なくご自宅で作れますし、何より誰にでも簡単!

お刺身、焼き、揚げetc… 何にでも!

水分と生臭みを取り除くので、お刺身では寝かせて熟成されたような旨みの濃いものに。

お刺身は熟成されたような深い味わいに

アジフライなどの揚げ物や焼き物もピチットで包んだものを調理すれば、水分が抜けているからいつも以上の「フワッ」や「サクッ」が感じられます。

フライや天ぷらなどとも相性よし!

そして先にも触れた通り、〝いつでも誰でにでも簡単に〟というところが素晴らしい点ではないかと。

私の救世主になった「ピチット」

閑話休題。

「ピチット」が私の救世主になった話。

つい先日、とある堤防からナイスサイズのアジが釣れている…という情報を得た。丁度、その週には旧友が記者宅へ遊びにくるというので、であれば大型のアジでも振舞おうと。

「魚料理でも用意するわ」と啖呵を切ったはよいが、往々にしてある〝少し前まではよかったのに〟という状況に。情報は幻か…。連日通うも不発(小アジは釣れたけれど…)。

そうだ頼るしかない、「ピチット」に…。

ということで、急遽スーパーで購入した大アジ。それにて簡単に調理して振舞ったのである。

せっかくなのでアジ以外の魚もピチットを使って調理。とにかくピチットは包むだけで食材のポテンシャルを引き出してくれるから楽チン!

釣った魚はもちろんのこと、せっかくならスーパーなどで購入した〝普段の魚〟にもぜひ使ってみてほしいです。

記者自身、特別味覚に優れた人間ではないけれど、お刺身などでは旨み濃く感じられ、焼きや揚げ物のフワッと&サクッと感、煮付けなどの深く味が染み込んだ感じがきっと理解していただけるのではないかと思います。

さてさて、それでは救世主「ピチット」で作った、いつも以上に美味しいのに簡単&ド定番のアジレシピを駆け足でご紹介。

△ちなみに写真㊤が購入したマアジで35cmほどでした。写真㊦が記者がアジングで釣ったアジの中では最大サイズ(笑)。釣れなかったなぁ…

ピチットで旨み凝縮!アジのなめろう

まずは「アジのなめろう」。アジはお刺身はもちろんのこと、なめろうも定番レシピのひとつといえるでしょう。

「なめろう」の作り方は、三枚おろしにしたアジの身を細かく叩き、細かくなってきたら薬味ねぎ、生姜、みょうが、青じそなどと味噌を加えて混ぜ合わせていくもの。調理は簡単。

材料目安

・アジ(刺身用・三枚おろし)1尾
・味噌…小さじ1
・薬味:生姜、ネギ(みじん切り)、大葉(細切り)などお好みで

使用ピチット:レギュラー

ねっとりとして旨みが濃い

そんな「なめろう」を作る際には、ぜひ「ピチット」で包み1〜2時間冷蔵庫で寝かせたアジで作ってみてください。水分が脱水され、生臭みが抑えられた旨み凝縮のなめろうとなるハズ!

しっかりとピチットを密着させるのがポイント。使用したのは「ピチット」のレギュラーで、今回の保存時間は90分ほど

取りだしたアジ。皮目にはシワが入り、脱水されているのが分かる。ちなみに皮付きのままピチットで包んだのは、脱水し過ぎを防ぐため。実際に調理する時は皮をはがしてから

ねっとりとした旨みが濃いなめろうは、友人たちにも好評でした!

ちなみに比較してみると…

ちなみに、実験のために半身はキッチンペーパーで包み、外側にラップを巻いて同じ時間冷蔵保存したのが上の写真。水分は取れてはいるが、先に触れたピチットで包んだアジと比較すると皮にはシワがなく、まだ水分が残っているのが分かる。

実は、ピチット不使用のなめろうも少量だけ(半身の半分ほど)作って食してみた。

結果、「うん、やっぱりピチットの方が旨み濃し」な感想。それを分かっていたのでピチット不使用の方は少量だけにとどめておいたんだけれど(笑)。

左がピチット使用。右が不使用。味の表現は難しいけれど、端的にいうとピチットを使用した「なめろう」はねっとりして旨みが濃い!

好みでご飯にのせたり、冷酒と合わせても◎ですよ!

アジの生ハム風

続いては、ついついお酒が進んでしまう「アジの生ハム風」。

ピチットで作るお刺身の、アレンジ版ともいえるが、全国にいるピチット使いにとっては、これまたド定番のレシピでは?

今回は記者が釣った〝おチビちゃん〟なアジたちで、せめて美味しく食べてあげようと調理。

この生ハム風。簡単にいうと、ピチットで包んで冷蔵保存する時間をお刺身より長くすればよいだけ。さらに脱水され、身がギュッと締まった、アジの旨みが濃厚な生ハムライクな食感に!

今回は半日ほど寝かせた。キュッと締まってモチッと食感&濃い旨みがグッド

今回はピチットのスーパー(超吸収タイプ)を使って半日ほど寝かせた。また、お好みで包む際に香味やブラックペッパーを刷り込んでから包んでもよし、取りだしてから振りかけるもよし。

野菜などと合わせ、オリーブオイルを振りかけてカルパッチョ風に…など色々と使える超簡単レシピです! ついついお酒が進んでしまう点には要注意!

使用ピチット:スーパー

実は幅広い使い方ができるのが魅力!

ピチットの魅力は、先にも触れた通り食材そのものの旨みを凝縮させ引き出してくれる点。なおかつ包むだけ…という超簡単に。

そして今回、それだけではなく改めて感じた「ピチット」のナイスな点があって。

脱水力やシートサイズも豊富で便利

ピチットは種類が意外と豊富なのだ。脱水力に関していえば、マイルド(低吸収タイプ)・レギュラー(高吸収タイプ)・スーパー(超吸収タイプ)がある。

上からスーパー、レギュラー、マイルド

例えば好みに応じて、お刺身にはマイルドやレギュラーを、逆に煮つけなどで味をより深く染み込ませたいならスーパーという選択ができる。

また、シートサイズがコンパクトなものや、枚数の少ない「ピチット」デビューに最適なパッケージもある。

少しだけピチットを使ってみたい場合や、少ない食材だけを無駄なくピチットで包みたい場合、様々な状況にマッチする「ピチット」があるわけなのです。

「カシニーナ ピチット」という一般家庭向けのアイテムもあったり! こちらも中身のシートはもちろん業務用のピチットと性能に差はない。初めてのピチットデビューにもよい

いずれも包むだけの簡単さは共通。しかし、ピチットの脱水力の違いや保存時間など、レシピごとの〝お好み〟を見つけることもまた、ピチットで調理する楽しみなのかも!

釣った魚の旨みを引き出す、普段の魚を美味しく…。それを超簡単に!

そしてワタクシにとっては今回のようなピンチの時に「あってよかった」になるお守りとして、なくてはならない存在です(笑)。皆さんもぜひぜひチェックしてみてください!

ピチット公式webサイト

https://pichit.info/

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