カカリ釣りのチヌ狙い、と聞けば、筏やカセからの釣りをイメージする方がほとんどだと思います。
筏は基本的には、波穏やかな湾内にあることが多いので、揺れに弱い人でも安心な場合が多いですが、完全に足場がガッチリと固められた地方同然の一文字波止でも、カカリ釣りスタイルでチヌが狙える釣り場があるのをご存じですか?
筏&一文字のどちらでもチヌが狙える若狭大島
筏、一文字、どちらの釣り場でも、カカリのチヌ釣りが楽しめるのが、福井県小浜湾の若狭大島。
大島西村の西森渡船では、湾内沿岸の各地の筏でチヌが狙えるのはもちろん、港を出た長大な一文字波止でも筏と同じスタイルでチヌが狙えます。
その一文字がこちら↓
この長い一文字、「朝倉一文字」と言って、大島の入江の入り口を塞ぐように伸びた堤防で、その水深は足元で10~15m。
竿下から筏と変わらないタップリとした水深があるので、カカリ釣りの短竿使用でも十分にチヌが狙えます。
現在は夏チヌパターンに移行し始めており、メインサイズは25~30cmの小中型が主体となっていますが、良型の姿もチラホラ。40cmオーバーもヒットしているので、型狙いも十分に楽しめます。
直近では、6月25日にチヌ24〜42cmを3尾の人がいました。
チヌのヒットエサはサナギ。
仕かけは、竿1.8m、ハリス1.7号、チヌ針3号でオモリは4Bを使用。筏で狙うタックル、仕かけ、そのままで狙えます。
また、この一文字は魚種多彩に狙えるのも魅力。
この日もセイゴにグレ、小ダイなどもまじっていました。
日によりアジなどの回遊魚や、秋にはエギングなどでアオリイカも狙えます。
若狭大島では、筏でもチヌの食いは順調です。
上記で紹介した一文字と同じく、小中型がメインではあるものの、45cm前後もまじる状態。
直近のサイズの目立ったものでは、

▲6月22日、45cm

▲6月27日、28~40cm4尾
などが上がっています。
短竿で狙うカカリのチヌ釣りは、その繊細なアタリを合わせ、掛けてからのダイレクトに伝わる強い引きが魅力。
筏やカセから狙うのが主流ですが、足場がガッチリと固まった一文字から狙うのも一興。釣り場の選択肢が増えるのは、釣り人にとって嬉しい限りですね。
筏&一文字のどちらからでも楽しめる若狭大島の夏チヌ、カカリ釣りファンにはオススメです。