「大ギスの乗っ込み情報あり」28cmと25cmが登場しポテンシャルを確認。日本一の巨ギス釣り場!

松尾幸浩(まつおゆきひろ) プロフィール

DAIWAフィールドテスター、全日本サーフキャスティング連盟、兵庫協会神戸投翔会名誉会長を務める投げ釣りのプロフェッショナル。キャスティングの競技会での優勝経験もあるなど、高い技術力を持っている。

日本一の巨ギス釣り場 「由良川」

京都府宮津市の由良川尻へ、6月9日に釣友と巨ギス(30cm以上)を狙って出掛けた。近畿地方も梅雨入りしたが、日本海側はまだ雨の心配もなく、現地に5時過ぎに到着。今回は川尻にある中州で、2人並んで竿を出す。

今回のタックルは、竿が「スカイキャスター30-425」、リールが「サーフベーシア45」。キス針9号の2本針仕掛けに青イソメを大きく刺して、鉄橋方向へフルスイング。遠投でギスを狙う作戦だ。

1投目から25cm

この日は天気こそよいものの、南風が強く向かい風のため寒く、非常に釣りにくい。それでも1投目から福田氏に「激震が出ました」と笑顔のリーリング。上がってきたのは、なんと25cmもある太い大ギスでビックリ。

釣友たちの情報では、7日に26cm、8日には27cmが釣れており、「大ギスが乗っ込んできましたよ」とのうれしい声を受けての釣行。今日はギスが釣れるぞ!と2人で顔を見合わせる。

すると私にも「ガッガーン!」と強烈なアタリが出た。合わせるとズシッと重量感。「これはデカいぞ!」と慎重に寄せ、波打ち際で姿を見せたのは本命の大ギス。測ってみると残念ながら28cmと、惜しくもギスには届かなかったが、今シーズン最大の1尾に思わずガッツポーズ。

その後は根掛かりに苦戦しながら粘るも、釣れるのはリリースサイズで大ギスは出ず。鉄橋の上流から下流まで、神崎側には大ギス狙いのファンが並んでおり、「由良川は日本一の巨ギス釣り場だ」と改めて実感した。

強かった向かい風が止んだのは11時ごろ。これで飛距離もアップ!と期待したが、釣れるのは小型ギスやヒイラギばかり。大ギスはどこかへ消えてしまった。それでも福田氏は厳しい状況の中で23cm級をヒットさせ、昼過ぎに納竿。私の釣果は17~28cmを5尾。数こそ出なかったが、手応えは十分の釣行だった。

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