雨の日の空いた時間に! 10分でできる簡単リールメンテナンス【スピニング編】

とっくに梅雨が明けたのに、今年はゲリラ豪雨など、雨に悩まされる日が多いですね。

せっかくの釣行が雨で中止に……。そんな日こそ、普段使っている相棒をメンテナンスしませんか?

簡単にできるリールメンテナンス【スピニング編】

必要な道具

■リール用オイル&グリス
■リールを乾かす際に使うマット、またはタオル
■綿棒、ティッシュ
■グリスを塗る細い筆(あれば)

オイルとグリスの使い分け

リールに使用する油には2種類あります。

1つはオイル。粘性が低くサラサラとしています。もう1つはグリス。粘性が高く、ドロッとしています。

グリスはボディ内部のギア周りなどに使用するので、簡単にグリスアップできないことが多いです。グリスは毎回注油する必要はなく、汚れてきたら古いグリスを取ってから、新たに挿すとイイですよ! グリスが注油されている場所にオイルを挿してしまうと、グリスを流してしまうことになるので注意が必要です。

今回は簡単にできるメンテナンスなので、ボディ内部まで分解することなくできるメンテナンス法を紹介します!

真水で汚れや塩分を洗い流す

まずは、水洗い。 釣行が終わったら、どれだけ面倒臭くても必ず洗いましょう! そのままにしておくと、塩ガミやサビの原因になり、最悪リールが使えなくなってしまいます。

洗い方は、まずはドラグを締めて、内部に水が入り過ぎないようにします。

しっかりとドラグを締める

次に、スプールを付けたまま真水を掛けて、全体を洗い流します。この時、お湯を使わず、冷水を使用しましょう! 内部のグリスが軟らかくなってしまい、乳化してしまうのを防ぎます。

洗い終わったら、マットやタオルの上に置いて自然乾燥させましょう。

各所にオイルを挿していく

乾燥が終わったらオイルを挿していきます! そうすることで回転が滑らかになって、部品同士が擦り減りにくくなり、サビの予防にもなります。

注油は少量でOK!

注油をする際は、少量でOKです。塗布する量が多すぎると、逆に巻き心地が悪くなったり、故障の原因になります。

最初にティッシュに軽く噴射し、ノズルに垂れた1滴を挿していく方法が簡単で確実なのでオススメ!

①ベールのラインローラーに注油

注油した後は、綿棒や輪ゴムを切ったものを使って回転させてオイルを馴染ませましょう。

②ハンドルノブにも注油

③ドラグキャップの内側にも

次はボディです。ドラグを緩めていくと、キャップが外れます。このキャップの内側グリスを薄く塗って、水が侵入しないようにします。

筆がない人は綿棒でもOK

④メインシャフトに注油

ドラグキャップを外すと、スプールが外れるようになります。スプールを真上に引っ張りましょう。
外すとメインシャフトと呼ばれる軸が見えます。そこにオイルを注油します。

⑤ハンドルの付け根に注油

最後にハンドルの付け根オイルを注油します。反対側も忘れずに!

ハンドルを回して、全体のオイルを馴染ませたらOKです!

次回の釣行に胸を膨らませて…

今回は簡単にできる、スピニングリールのメンテナンス法を紹介しました。

雨の日で釣行が中止になった日こそ、次回の釣行に備えて相棒をメンテナンスしてみてはいかがでしょうか。

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